クロアチアのオレンジの屋根を眺めながらシベニクへ
2018年10月15日前半。今日はクロアチアのシベニク観光からスタート。バスの中でガイドさんのクロアチア豆知識を聞くことができた。交流送電方式を考案したことで有名なテスラはクロアチア出身だったこと。
クロアチアと言えばオレンジの屋根に白い壁が有名な家と青い海。屋根の色は法律などで決められている訳ではなく、昔からオレンジの屋根が安くつくれたので習慣的にそうなっているらしい。
ガイドさんの知識量にいちいち感心しつつ、シベニクの旧市街地に到着。まだ時間が早かったのでお店は準備中だったが、人が少ないので写真は撮りやすかった。港町だけあって船が多く、魚もたくさん泳いでいる。
シベニクは迷路のようで裏道・横道のパラダイス
街の雰囲気としてはザダルと似ていて、裏道・横道のパラダイスだった。迷路のような街が好きな人にはたまらないと思う。
世界遺産である聖ヤコブ大聖堂の裏手には、中世の偉人たちの顔の彫刻がずらっと並んでいる。顔付きがちょっと怖い。
昼食はスプリット名物・プロデッド
シベニクを観光後は、バスでスプリット(スプリトとも呼ばれる)へ。スプリットは歴史ある街で、世界遺産にも登録されている街。まずは昼食を頂く。メニューはスプリット名物のプロデッドという煮込み料理。
白身魚がトマトソースで煮込まれ、付け合わせにトウモロコシを練った餅のようなものが付いている。魚も付け合わせも柔らかく、トマトとスパイスの味が染みていて美味しい。やや味は薄いので、お好みで塩と胡椒を振っても良さそう。固めに焼いたパンも美味しかった。
スプリットは活気にあふれた賑やかな都市
腹が膨れたところでスプリット市内を観光。こちらの街は、以前は以下の写真のように四方を城壁で囲まれた街だった。ちなみに今立っている場所は絵では海になっていた。近代になって埋め立てられたようだ。
街は活気に溢れていて、お土産物やカフェ、レストランが多数ある。街の一角にホール状になっている場所かあり、こちらでアカペラオペラのパフォーマンスが行われていた。筒状になった建物の構造により歌声がよく響く。こちらのオペラは文化財に指定されているらしい。
明るい街の一角には戦争の爪痕も
明るい雰囲気の街の一部には、まだ修復されていない内戦の傷跡も残されている。街の片隅に戦争の爪痕が生々しく残っているというのは、他のメジャーなヨーロッパ諸国では見られないバルカン半島ならではの光景かもしれない。
スプリットの歴史ある街並みを堪能したあと、バスでボスニアヘルツェゴビナのモスタルへ移動。続きはこちら。
バルカン半島ツアー旅行記
1日目:バルカン半島へいざ出発!イスタンブール空港での乗り継ぎ(トルコ)
2日目前半:ブレッド湖の牧歌的な風景にヨーロッパを感じる(スロベニア)
2日目後半:中世の貴族も楽しんだポストイナの巨大鍾乳洞に潜入(スロベニア)
3日目前半:青く澄み渡ったプリトヴィッツェ湖群国立公園の湖……は大混雑!(クロアチア)
3日目後半:アドリア海を望むザダル旧市街は裏路地の宝庫(クロアチア)
4日目前半:港町シベニクと世界遺産古都スプリットを歩く(クロアチア)
4日目後半:戦禍の爪痕残る都市モスタル(ボスニアヘルツェゴビナ)
6日目:壮大な山々に守られたコトル市街地と大聖堂(モンテネグロ)
7日目前半:鷲の末裔が住む街・アルバニアのクルヤ(アルバニア)
7日目後半:旅の終点ティラナは綺麗な近代都市(バルカン半島ツアー7日目後半 アルバニア)