ハプスブルク家の貴族も楽しんだ鍾乳洞へ
2018年10月13日後半。ブレッド湖の美しい風景を堪能した後は、鍾乳洞が有名なポストイナを目指す。こちらの鍾乳洞は中世から地元の人々に親しまれており、ハプスブルク家の貴族たちも訪れたらしい。
鍾乳洞に入るには、チケットオフィスでチケットを購入して、ゲートでチケットを見せて入場する。チケットオフィスでは、洞窟内の各ポイントで説明が聞けるオーディオセットがレンタルできる。英語やフランス語、イタリア語などに加えて日本語もちゃんと用意されていた。
洞窟内のトロッコ列車はまるでディズニーランド?
洞窟内に入ると、奥まではトロッコ列車で移動する。2人掛けのシートがズラ~っと並んでおり、ディズニーランドのアトラクションのように見える。トロッコの出発時間は決まっており、この日は15時発のトロッコに乗り込んだ。
トロッコは思ったより早い!最初は人工的に掘られた穴を進んでいくが、かなり頭上ギリギリに掘られていて結構怖い。頭や手を出そうものなら大ケガ間違いなし。暗いので写真のシャッタースピード遅めにしないと映らないが、トロッコが速くて写真がブレてしまうというジレンマに悩まされた笑 とりあえずスピード感が感じられる一枚をのせておく↓
横穴を抜けてあらわれた超巨大鍾乳洞!
トロッコが横穴を抜けると目の前に巨大な鍾乳洞が現れた。高さも広さもかなりあり、相当大型の鍾乳洞のようだ。
鍾乳洞はライトアップされており、歩道もしっかり整備されている。ただ、雨の日には天井から水が滴り、床が滑りやすくなるらしいので注意が必要だ。
鍾乳洞には奇妙な鍾乳石がいっぱい
ここはスパゲッティホールというらしい。名前のとおり、天井からスパゲッティのような鍾乳石がずらっと延びている。
こちらの右側の石は、鍾乳洞で最も美しいと言われている鍾乳石。左側の石と比べると表面の白さがよくわかる。
また、ここには絶滅危惧種のホライモリが生息している。こちらのイモリは目が退化して見えない反面、聴覚が発達している。洪水の際には洞窟の外に押し出されることがあるが、このイモリを見た中世の人々はドラゴンの子供だと信じたとのこと。(写真はない…)
鍾乳洞は相当大きく、抜けるまでに1時間程度はかかった。ただ、色々な形や色の鍾乳石を眺めながら歩いていると全然飽きない。自然の壮大さが感じられる素晴らしいスポットだった。
夕食はクロアチアの肉厚なマグロ
観光後はバスで国境を超え、クロアチアのオパティエという街で宿泊。クロアチアはマグロの名産地ということで、ホテルのバイキング形式の夕食にもマグロが出てきた(ただし、クロマグロではなくカジキマグロ)。オリーブオイルで焼いているとのことで、パサパサせずしっとりしていて美味しい。
なんとビールもワインも飲み放題だったので、この日はたらふく飲んだ。お腹も膨れてきたところで、続きはこちら。
バルカン半島ツアー旅行記
1日目:バルカン半島へいざ出発!イスタンブール空港での乗り継ぎ(トルコ)
2日目前半:ブレッド湖の牧歌的な風景にヨーロッパを感じる(スロベニア)
2日目後半:中世の貴族も楽しんだポストイナの巨大鍾乳洞に潜入(スロベニア)
3日目前半:青く澄み渡ったプリトヴィッツェ湖群国立公園の湖……は大混雑!(クロアチア)
3日目後半:アドリア海を望むザダル旧市街は裏路地の宝庫(クロアチア)
4日目前半:港町シベニクと世界遺産古都スプリットを歩く(クロアチア)
4日目後半:戦禍の爪痕残る都市モスタル(ボスニアヘルツェゴビナ)
6日目:壮大な山々に守られたコトル市街地と大聖堂(モンテネグロ)
7日目前半:鷲の末裔が住む街・アルバニアのクルヤ(アルバニア)
7日目後半:旅の終点ティラナは綺麗な近代都市(バルカン半島ツアー7日目後半 アルバニア)