いよいよアンコールワットへ
2017年2月4日その4。アンコールトム付近の遺跡群を観光した後は、いよいよアンコールワットへ向かう。朝日を見に来たときと同じ道をたどり、アンコールワットを目指す。人がいっぱいだけど、遺跡自体非常に広いので、観光しにくい!ということは特になかった。
池から写した鏡映しのアンコールワット。
写真でよく見た景色が自分の目の前にあって感動!(微妙に改修工事中なのはご愛敬) 何百年も前の人たちも同じ風景を見ていたと思うと色々と妄想がはかどる。
近づいても楽しめるスポットが多数
遠くからの風景を楽しんだ後は、アンコールワットの内部に入っていく。入り口から入ってすぐの壁にはレリーフがびっしり。
個人的にお気に入りなのが、このハヌマーン(Hanuman)という猿の神様。
ラーマーヤナ物語の中で、ハヌマーンはラーマ王子という古代の人間の王子に助けられる。その後、ラーマ王子が魔王率いる悪魔軍と戦争をしたとき、恩を忘れずに猿の軍勢を連れて王子に加勢する、というアツいエピソードがある。孫悟空のモデルにもなったと言われているらしい。アンコールワットの中を進んでいくと、床にスマホを置いて写真を撮っている人が。何撮ってるんだろう?と思ったら、スマホを置いている場所がちょうどアンコールワットの中心らしい。
アンコールワットは正方形になっており、そのちょうど中心に位置しているのがこの場所。天井を見上げると、より中心点がわかりやすい。
こちらは昔プールだった場所。こういうプールが遺跡内にいくつかある。
実は江戸時代に日本人武士も訪れていた!
少しわかりにくいけど、壁に漢字が書いてある。実はこれは日本人が書いたもので、1632年、平戸藩士の森本一房という侍がアンコールワットを訪れ、その際に壁に書いたものらしい。アンコールワットに日本から侍が来ていた、という事実はなかなか面白い。
この日は残念ながら第三回廊は閉まっていた。宗教的な記念日や行事がある日は第三回廊には入れないとのこと。
ただ、開いている日でも入場規制があるうえに観光客が増加しており、かなり長時間待つこともあるとのこと。そんなこんなでアンコールワットを満喫した。
夕焼けスポット・プレループ寺院
そして今日の最後の目的地、プレループへ。プレループは古代のヒンドゥー教寺院で、寺院の上から見る夕焼けが綺麗なことで有名。着いた頃はまだ日が高い。これから遺跡にのぼって夕焼けを見る。
例によってこちらの遺跡も、かなり急な階段がある。歩きやすい靴必須。この日は天気も良く、太陽も綺麗に見えた。
空が真っ赤になるまで待っても良かったけど、夕焼けに染まる遺跡が見たいなと思い少し早めに降りた。ガイドさんには「早いよ~、もっと待ってれば綺麗なのに」と言われけど……笑。う~ん、美しい。今日を締めくくるのにぴったりの景色だった。
これで今日の観光はおしまい。明日は別のガイドさんとトゥクトゥクをチャーターして、ベンメリアに向かう。早朝から歩きっぱなしだったので、今日はぐっすり眠れそうだ。
カンボジア旅行記
1日目前半:ハノイを経由し、シェムリアップ国際空港からカンボジア入国
1日目後半:シェムリアップ夜の散策:パブストリート&ナイトマーケットは夜までにぎやか
2日目その2:アンコールトムとバイヨンはロマンあふれる大遺跡だった
2日目その3:バプーオン、像のテラス、タ・プローム。歴史と自然を感じる壮観な遺跡群
2日目その4:念願のアンコールワット! プレループの夕陽も絶景!
3日目前半:退廃的なベンメリア遺跡は、もはや映画やゲームの世界
おまけ:カンボジア旅行情報
【旅行】カンボジアのe-Visaは、発行されてもメール連絡が来ない場合があるので注意 (2017年2月現在)