まずはカレーで腹ごしらえ
7月17日その3。ダンブッラの黄金寺院を降り、車を走らせて(っていっても運転したのはガイドさんだけど・・・笑)シーギリヤに到着。途中のビュッフェ形式のレストランでスリランカのカレーをいただいた。現地の人が良く食べる赤いお米にチャレンジ。体にも良いらしい。
写真左手前の干し魚のカレーは、今回の旅行の中で一番おいしかった。茄子のような野菜を煮込んだカレーも絶品。お米も白米と違う風味があって面白い。観光客向けのお店のようだったけど、ある程度海外の人にも考慮して味をカスタマイズしているのかも。
天空の王宮・シーギリヤロックへ
腹ごしらえを終えて、シーギリヤロックに到着。遠くから見る景色は壮観。車は少し離れた位置に停めないといけないらしく、いったんガイドさんと別れて先にシーギリヤロックに向かう。シーギリヤロックの周りはお堀になっているため、橋を渡る。
途中声をかけられたが、ガイドの営業だった。ガイドはもういるので断りつつ、シーギリヤロックを目指す。学生の修学旅行?のような一団もいたため、地元の人にも定番の観光スポットになっているようだ。橋を渡ると遺跡の跡が大量にあり、すでにロマンにあふれている。
ガイドさんと合流して奥にすすむと・・・壮大な景色!これが見たかった!
巨大な岩石まで続くまっすぐな道が印象的。西暦477年にクーデターにより父から王権を奪ったシンハラ王朝の王・カッサパ1世が、弟モッガラーナに王位を奪還される事を恐れ、シーギリヤロックに宮殿をつくったのが始まり。いったいどうやってこんな場所に宮殿を建てたのかとか、どういう生活をしていたのかとか、妄想が絶えない。
遺跡は見どころがいっぱい
シーギリヤは水道が発展していたということで、その名残がちらほらと見受けられる。この小さい穴から上水が湧き出て、マンホールのような穴から下水が流れていたとのこと。シーギリヤロックの上まで水が行き渡っていたいうから驚き。
遠くからの景色を眺めた後は、シーギリヤロックを登頂する。こちらはお坊さんが瞑想するために造られた部屋。造られた当初は完全にレンガで囲まれており、雑音を遮断してロウソクに火を灯しつつ瞑想していたらしい。
さらに進むと、天然の岩石を利用してつくられた門が見えてきた。敵の侵入を防ぐため、あえて小さな入り口の門をつくっていたという背景がある。
階段はちゃんと整備されているが、登頂までにかなり登らないといけないので、お年寄りや子供は少ししんどいかもしれない。
そして汗だくになりながらやっとシーギリヤロックを登頂。頂上からの風景は素晴らしくて、頑張って登ってきたかいがあった。登山好きな人ってきっとこういう気持ちを味わいたくて登ってるのかな~とか思った(勝手な想像だけど)。
今まで歩いた参道を見下ろすと、人がゴマ粒のように小さく見える。
頂上は今は更地になっているが、過去には立派な宮殿が立っていた。ふもとから王宮を見上げた景色は、さぞ壮観だったろうだろうなーとまた妄想が膨らむ。頂上はかなり広くて、うろうろしていたら大きな溜池のようなものが。ガイドさんに聞いたら、ここは王様用の屋内プールだったらしい。
シーギリヤロックを満喫したので下山。
お猿さんとの再会
その途中でまた猿に遭遇した。シーギリヤロックの周辺には多くの猿が生息しているとのこと。
ガイドさんの車に乗り込み、ホテルへと戻る。のどかな風景を眺めつつ再び長時間ドライブ。
ホテルに着くころには日が暮れていた。夕食はホテルのカフェで済ませ、移動の疲れもあったため早めに就寝。明日は列車で世界遺産都市・キャンディへ。
スリランカ旅行記
2日目その1:スリランカドライブ。ダンブッラの黄金寺院への道
2日目その2:ダンブッラの黄金寺院は、その名にたがわずピッカピカ
3日目前編:世界遺産都市・キャンディまでの道のり&ペラデニヤ植物園
4日目その3:コロンボ市内は異文化建造物のるつぼ!市場もにぎやか(最終回)