【本の感想】「転職後、最初の1年にやるべきこと」 – 転職してからのリアルな流れと心がけ

投稿日:2019年9月1日
最終更新日:2021年3月14日

評価: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆

概要/あらすじ

転職後、すぐに活躍できる人とできない人、その違いは何か?真の「転職成功」とは、転職先が決まることだけではなく、転職先で自分の力を発揮し活躍すること。

この本は、真の転職成功を勝ち取るために、「転職後どうすればいいか」について書かれたガイドブックです。

(Amazon 説明文より)

 

レビュー

転職してからの流れをつかむのに持ってこいの一冊

まず、転職してからの流れの説明がとても生々しい内容に溢れている。入社一週間目、入社一ヶ月目のように、入社後の各期間に合わせたイベントや中途入社社員の扱いについて書かれているのもイメージしやすくて良い。

私のような転職未体験者でも、転職してからの自分の扱いのイメージが持つことができた。

 

中途採用社員に必要な心がけや覚悟も

以下の文章がなかなか強烈だったので本文から引用させていただく。

転職先で、「自分だけが浮いている」と落ち込む必要はナシ。もともと浮いている存在なのだし、実を言えば、この先もずっと周囲からは浮いたままでしょう。新しい会社に中途で入るということは、そういうことなのです。

ケースバイケースだとは思うが、会社を渡り歩くからには孤独なプロフェッショナルとして生きていく覚悟が必要になるのかも。このほかにも、中途入社社員の心がけとも言える内容が多く書かれており、とても勉強になった。

 

やや古さを感じる内容はあるが、これから転職を考えている人にもおすすめ

一方で、2004年に書かれた本だからか「歓迎会のために宴会芸の一つでも用意しておけ」とか「サラリーマンという道を選んだからには出世したいはず」というように、やや古くさい価値観を引きずっているように感じられる部分もある。

それでも、転職した後の働き方のイメージを持つにはピッタリの本であることには変わりない。

すでに転職が決まっている人はもちろんのこと、今後転職をしようと考えている人も、転職してからの自分をイメージするために読んでみると非常に役立つと思う。

 


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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