TeraTerm + Xサーバ(Xming)を使ったSSHポート転送の設定方法(Windows環境)

投稿日:2022年6月28日
最終更新日:2022年6月28日

TeraTermでXmingを使ってSSHポート転送する

最近、Raspberry Piにカメラモジュールを接続して使い始めたのだが、私は基本的にRaspberry Piを開発用のWindows PCからTeraTermでSSH接続して使用している。カメラで撮った画像はRaspberrryPiから開発用PCにファイル転送して確認していたのだが、いちいちファイル転送するのが面倒なので開発用PCから直接画像を開きたくなってきた。

色々調べたら開発用PC側にX Window System(X11)のXサーバを立てて、ラズパイ側からポート転送すれば表示できそう。ということで、今回はWindows環境でつかえるXサーバのXmingをインストールして、TeraTermでポート転送の設定をやったのでメモ。

 

環境

Windows 10

Tera Term Version 4.106

Xming-6-9-0-31

Xming-fonts-7-7-0-10

 

XmingとXming-fontsのインストール

まずはPCにXmingとXming-fontsをインストールする必要がある。最新版は有償だが、有償になる前のバージョンはパブリックドメインとして以下で公開されている。

https://ja.osdn.net/projects/sfnet_xming/releases/

ここからXming-6-9-0-31-setup.exeとXming-fonts-7-7-0-10-setup.exeをダウンロードしてインストールする。

まずXmingのインストールだが、基本的にはデフォルトの設定のままNextをクリックしていきインストールすればOK。ただし、Select ComponentsのところだけデフォルトだとPuttyというSSH clientソフトがインストールされるのだが、今回はSSH clientとしてTeraTermを使うので以下のように「Don’t install an SSH client」を選択した。

Xming-fontsは全てデフォルト設定のままインストールした。これでXmingの環境構築は完了。

 

TeraTermでポート転送の設定をする

次にTeraTermで設定を行う。TeraTermを開いて「設定」から「SSH転送」を選択。

あとは「Xクライアントアプリケーションの転送」の「リモートのXアプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックを入れてOKを押す。

これで準備は完了なのだが、TeraTermを閉じてしまうと設定がリセットされてしまうので、「設定」から「設定の保存」を選んで設定保存しておけば、TeraTermを閉じても設定が保存される。

あとはXmingを起動した状態でTeraTermでSSH接続して、接続先から転送をかけてやれば、SSH経由で接続先の画像などを確認することができる。

ちなみにこの話の続き(?)として、ラズベリーパイ上の画像をSSH越しにPCから表示させる方法については以下で書いてるので、興味があればどうぞ。

SSH接続したRaspberry Pi上の画像をfehを使ってPC側で表示する(Windows環境)

 

日記まとめ

ラズパイで遊んでみた軌跡を以下でまとめてます。

【電子工作】Raspberry Pi 4で遊ぼう日記 まとめ


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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