Windows上にWSL( Linux 用 Windows サブシステム)をインストールして任意のDistributionを動かす

投稿日:2023年1月1日
最終更新日:2023年1月1日

Windows環境でWSLでLinux環境を動かしてみる

最近Linuxについて再勉強しているのだが、私は主にWindows PCを使っている。Raspberry Piなども持っているのでLinuxが動く環境はあるのだが、メインで使っているWindows PC上で任意のDistributionを動かしたいと思い、WSL(Linux用Windowsサブシステム)を使ってみたので、WSLやDistributionのインストールについてメモしておく。

WSLの詳細についてはMicrosoftの以下のページを参照。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install

 

実行環境

Windows 10

 

WSLをインストール

Power ShellかCommand promptを開いて以下を実行してインストール…するのだが、最初Power Shellで実行したらなぜか文字化けしてインストールできたかどうかよくわからなかったので、コマンドプロンプトで再度実行。ちなみにインストールには管理者権限が必要。

wsl --install

今後は無事にインストール完了。試しに以下のコマンド

wsl --version

を実行して見ると、WSLのバージョンが表示される。無事にインストールできたようだ。

ちなみに、利用可能なLinuxのDistributionは以下のコマンド

wsl --list --online

で確認できる。以下が実行結果。この中から任意のDistributionを選択してインストールすることができる。

 

Debianをインストールしてみる

今回は試しにDebianをインストールしてみる。以下のコマンドで、Distributionを指定してインストールする。

wsl --install -d Debian

インストールすると、勝手にDebianが立ち上がった。ユーザー名とパスワードを入れて無事に設定完了して、Debianが動くようになった。

ちなみにDebian上で以下のコマンド

cat /etc/debian_version

を実行してDebianのVersionを確認してみると11.6になっており、現在の最新安定板のDebian(bullseye)がインストールされていた。

インストール済みのDistributionを起動するときは、Power ShellかCommand promptから

wsl --distribution Debian

のようdistributionを指定して実行すれば、指定したDistributionのLinuxが起動する。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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