【本】わかりやすい説明の黄金律 – 「東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる」

投稿日:2019年2月17日
最終更新日:2019年2月17日

満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆

東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる

概要/あらすじ

500人以上の東大生、2000人以上の医学部合格者を生んだ元・駿台予備学校カリスマ講師であり、現在は東京大学の大学院生でもある著者が教える、説明の「型」。ビジネスから身近な家族や恋人との会話にも役立つ一冊。

 

「説明の型」はわかりやすくて本質的

著者はこの本のタイトルにもなっている説明の型を「IKPOLET」と読んでいる。これは、各ステップのアルファベットの頭文字をつなげたものである。各アルファベットはそれぞれ、興味をひく(Interest)、聴き手のもっている知識や認識にアクセスする(Knowledge)、目的を示す(Purpose)、大枠を見せる(Outline)、つなげる(Link)、具体化、事例、証拠を示す(Embodiment, Example, Evidence)、転移(Transfer)を意味している。

これらひとつひとつの項目について、シンプルかつ丁寧に書かれており、非常にわかりやすい。本の内容を全て完璧に覚えていなくても、一度ざっと読んで概要を理解しておき「IKPOLET」の言葉の意味だけ覚えておけば、誰かに何かを説明するときに役立ちそう。

 

「説明のデザイン」に大切なこと

この本では、相手に理解してもらえるように説明を組み立てる「説明のデザイン」の重要性も説かれている。印象的な一行があったので、以下に引用する。

説明のデザインのコツは、常にゴールから逆算して行うのです。「相手にどうなってもらいたいか?」という成果、つまり説明後のゴールから逆算しながらデザインをするということです。

説明後の相手の最終状態を意識しながら、順序立てて説明を考えていくというアイディアは私には無かったので、新鮮だし勉強になった。IKPOLET全部を実践しなくても、まずはこれからやってみたい。

 

挙げられている具体例は少しビジネスマンには不向き?

少し気になったのは、本で挙げられている具体例が予備校での授業を想定したものが多く、会社での説明やプレゼンに直接落とし込みにくいこと。著者のバックボーン的に仕方ないとは思うが、読者層としてはビジネスマンが結構多いのではないかと思うので、もう少し具体例の幅を広げた方がイメージはしやすいのではないだろうか。

とはいえ、内容はとても理解しやすく、説明下手で悩んでいる人はぜひオススメしたい一冊だった。

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投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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