熱海にあるリーズナブルな温泉宿
2019年8月の終わりごろ。前回の旅行記で熱海の商店街や海を満喫し、本日のホテルへ移動。
お盆のハイシーズン、直前で熱海旅行を決めたため宿を探しても空きが少なかった。あったとしても高級なホテルが多く、お財布的にちょっと難しいか…。そう思ってた時に発見したこちらのホテル。
送迎やサービスを最低限に抑えることで、温泉宿としてはリーズナブルな価格になっているのが特徴。私が予約した時は一泊二食付きで一人11000円と、少しお得感は薄め。ただし、ハイシーズンを避けた平日なら一泊二食付きで5000円代で宿泊できるとのこと。
今回はこちらの宿をレポートしてみる。
送迎バスは無し!非推奨の徒歩ルートで行ってみた
低コスト化の一環か、送迎バスは無し。公式サイトでは車かタクシーでの来訪が推奨されているが、あえて徒歩ルートで行ってみた。まずは来宮神社方面から、温泉街方面に登っていく。
地図上では来宮駅から近く見えるのだが、目の前に立ちはだかる急な坂道にビビる。お年寄りや荷物が多い人は、この時点で厳しそう。
汗だくになりながら登り続け、ふと後ろを振り返ると初島が見える! これはちょっぴり嬉しいサプライズ。
さらに歩き続けると舗装された道に出る。登り続けて20分程度、やっとホテルに到着。
歩いてみた感覚としては、歩けなくはないけどお年寄りや荷物が多い人、ヒールなど履いている人には徒歩での来訪はオススメできない。私と奥さんは最低限の荷物を入れたリュックと、歩きやすい靴で来ていたので、特に問題は無かった。体力に自信がある人なら徒歩でも問題ないと思う。
清潔で必要十分なシンプル宿
ホテルの外観は高級感こそ無いが、くたびれた感じもなく、小ざっぱりしたホテルという印象。
こちらの歴史ある雰囲気の建物は食堂。古い建物を移築したらしい。庭も緑にあふれていて綺麗。
ロビーも清潔で、チェアーや照明にもこだわりを感じる。思ったよりもぜんぜん綺麗な宿だった。
チェックインを済ませてエレベータでお部屋へ。エレベータ前に浴衣があるので、自分のサイズのものを部屋に持っていく。
部屋も無駄なものは無いシンプルなつくりだが、特に窮屈には感じない。トイレやシャワーなどの水回りも綺麗だった。写真は一泊した後のものなので、少し散らかっているが…笑
飲み放題付きが嬉しいバイキング形式の夕食
汗だくだったので温泉に入ってから食事に行くことにした。温泉はあまり広くは無かったので、混雑してたらちょっと窮屈かも。ただし、有料で貸切風呂もあるらしいので、お風呂にこだわる人はそちらを予約しておくと良さそう。
夕食のバイキングは時間が決められているため、最初はかなり混雑する。ただ、最初の一回分をみんなが取ってからは料理を取りに行くタイミングはまちまちになるので、混雑は解消。特に不自由に感じることはなかった。
ホテルの公式サイトにも書いてあるように旅館のような豪華な食事ではないが、炙りしめ鯖やサーモンの刺身、カモのローストなど、普通の居酒屋くらいのクオリティの食事。写真右側はウナギのひつまぶし。だし汁をかけても美味しい。
今回は食事にこだわる旅行でもなかったので、普通に満足できた。生ビールもセルフサービスで飲み放題だし、焼酎やウイスキーも自分で割ってハイボールを作ることもできる。子供が好きそうな料理も多く、ファミリーには良さそう。
ほろ酔い気分でこの日は眠りについた。
落ち着いて食べられる朝食バイキング
朝になり、朝食バイキングへ。朝食はある程度時間がばらけるので、特に混雑している様子はない。
ホテルのおすすめ・鯛だし茶漬けは優しい味。いろいろな漬物などをトッピングできるのも嬉しい。朝食に関しても旅館ほどではないが、宿泊メインの旅行でなければ十分満足できるクオリティだと思う。
コスト重視の人やファミリーにはオススメのホテル
セルフサービルのため低価格、という風に書いてあったが、セルフサービスだと感じたのは食事と浴衣を自分で取るところくらい。その他は普通の温泉ホテルと遜色ない。格式高い温泉宿よりカジュアルな雰囲気なので、ファミリーでも気兼ねなく宿泊できる。
車を持ってないとタクシー代が高付くかもしれないが、タクシー代込みの宿泊プランなどもあったので、うまくプランを探せばより安く泊まれるかも。カジュアルな温泉宿に泊まりたい人にオススメの宿だった。