前回の旅行記はこちら。今回の旅の最終目的地は法師温泉だが、法師温泉にいくまでに猿ヶ京という温泉町で乗り換える必要がある。法師温泉行のバスに乗り換えるまでに時間があったため、猿ヶ京を少し散策してみた。
上毛高原駅からバスで猿ヶ京へ
上毛高原駅で時間をつぶし、猿ヶ京へバスで向かう。猿ヶ京へは40分程度と、そこそこ時間がかかる。ちなみにバスはSuicaやPasmoなどの電子交通マネーは使えないので(※2019年5月時点)、現金の準備を忘れないように。上毛高原の時点ですでに緑がいっぱいだが、猿ヶ京へ向かう途中も自然にあふれている。普段、コンクリートジャングルですり減らしている私の心が回復していくのを感じる。
バスに揺られてウトウトし始めた頃、猿ヶ京のバス停に到着。探索を開始。
赤谷湖を囲んだ美しい自然 日帰り温泉も
まず、猿ヶ京に隣接する赤谷湖の周りを少し歩いてみることする。湖の湖畔を歩ける遊歩道が付いていたので、こちらを降りていく。
湖畔までは10分程度歩けばつくが、途中には花が咲いていて綺麗だった。
のんびり歩いて行って、湖畔に到着。この日はこどもの日だったこともあり、鯉のぼりが湖を横断するように吊り下げられていて壮観。
湖にはボート乗り場もあったので、湖を漕いで周るのも楽しそう。湖のほとりには、湖を望むベストスポットに湖城閣という温泉旅館もある。こちらは日帰り入浴も可能とのこと。
町を歩いていると、他にも日帰り温泉ができそうな場所があった。やはり温泉地だけあって、温泉は豊富なようだ。
上杉謙信命名の歴史ある温泉地 ロマンある天狗伝説
猿ヶ京という名前は、あの有名な戦国大名・上杉謙信が名付けたらしく、町のあちこちで名前を見かけた。
こちらは猿ヶ京関所の跡。江戸時代初期に設置され、明治に関所が廃止するまで役割を果たしていたらしい。こじんまりとして可愛らしい庭園も付いている。
この町を通る三国街道は佐渡街道とも呼ばれていた、五街道に次ぐ重要な街道の一つとされていた。ここを通って、越後の大名や、多くの旅人が江戸と越後を行き来していたらしい。庶民が載っていたかごも展示されていた。かごの前方の窓にはすだれのようなものが垂れ下がっていたが、ちゃんと前が見えるようになっているのが面白い。
この地には天狗がいたという伝説もあり、昔からおそれ敬われている。上杉謙信公も天狗にお参りし、武運を祈ったとか。こちらは天狗をまつっているほこら。隣にはスタンプラリー用のスタンプも置いてあって、バッチリ観光資源としても活用されている。
歴史ある酒屋で地酒を購入
バス停から少し歩いてみたが、スーパーやコンビニは見当たらない。やはりこのあたりは車社会のようだ。ただ、バス停からすぐの場所に一桝屋という酒屋さんがあり、ここでお菓子やお酒が売っていた。
そのほかにも、ちょっとした生活用品や食品も置いていたので、地域のスーパーのような役割を果たしているのかも。最終目的地の法師温泉の周りにはお店などは全く無いので、ここで私達もビールやお菓子を買っておいた。
しばらくすると法師温泉行の路線バスが到着したので、バスに乗り込んで法師温泉へ向かう。続きの旅行記はこちら。
旅行記まとめ
群馬の秘湯・法師温泉旅行記は以下にまとめています。