【本の感想】第四間氷期 安部公房

投稿日:2018年6月29日
最終更新日:2019年5月13日

満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆

第四間氷期 (新潮文庫)

(※結末についてネタバレはありませんが作中のいくつかの場面について触れてます)

概要/あらすじ

万能の電子頭脳を開発した、とある研究所の博士。電子頭脳の実験として、平凡な中年男の未来を予言させようとする。しかし、それが発端で様々な奇妙な事件が降りかかり、やがて電子頭脳は驚愕の未来を予言する……。

 

レビュー

レトロでスチームパンクな世界観が独創的

1959年の小説だということもあって、当然機械などの描写は古典的な部分はある。ただ、レトロな雰囲気を感じさせつつも、高機能な機械がうごめく世界観はスチームパンクSFのような雰囲気があって良い。

終盤の展開は全くよめなかったけど、本のタイトルとリンクした展開で、最後までドキドキしながら読むことができた。本作で描かれる未来の捉え方は人それぞれだと思うけど、個人的には何とも言えない無常観を感じた。

 

展開はやや難解な部分も

ただ、内容的に難解な部分もあるので、すんなり頭に入ってこない部分はあったかも。そこは何度か読み返して自分なりに解釈する必要がある。

砂の女が面白かったけど読んだけど、文学だとか名作だとか深く考えずにSF小説として純粋に楽しめる作品だった。全体的に、不気味で陰鬱な雰囲気が漂っている小説なので、ダークなSF小説が好きな人にはオススメ。

 

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投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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