【本の感想】BILLY BAT ビリーバット 浦沢直樹(ストーリー共同制作:長崎尚志)

投稿日:2018年1月16日
最終更新日:2020年9月26日

満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆

BILLY BAT(1) (モーニング KC)

(※結末についてネタバレはありませんが作中のいくつかの場面について触れてます)

概要/あらすじ

第二次世界大戦が終結し、4年が経過した1949年のアメリカ合衆国。日系人漫画家のケヴィン・ヤマガタが執筆した「BILLY BAT」は、人気を博していた。

ある日、ケヴィンの仕事場に、張り込みのための協力を求める二人の刑事がやって来る。ケヴィンは断ろうとするが、その矢先に刑事の一人がBILLYを日本で見たことがあると言いだす。真相を確認するため、戦後の復興間もない日本へと向かうケヴィン。しかし、事態は思わぬ方向に進み始める。

 

感想

20世紀少年を読んだ時も思ったが、ストーリーの展開の仕方というか、風呂敷の広げ方はとてもうまい。過去と現在が交錯し、歴史上実在した様々な人物のそばでコウモリの影が見える展開は、先が読めなくてワクワクする。

また、日本の戦国時代の忍者の世界や、まだ差別が根強い時代のアメリカなど、めまぐるしく舞台が変わるので、読んでいて飽きなかった。

ただ、終盤に関しては不完全燃焼な印象がある。結局コウモリが何かハッキリとはわからないし、あんまり伏線回収も丁寧ではない気が……。例えば、最初やたら強調していた空手チョップのくだりはいつの間にか消えてた。

師匠の仕業ってことか?それなら回想シーンでも挟めば「お~、ここで繋がるのか」と読者も素直に納得できると思うんだけど。

結末もすんなり納得できる内容ではなかった。あの子は誰で、どういう位置づけで登場したのか私の頭ではいまいち理解できず。綺麗にまとめるために取って付けたような終わり方に思えた。

とはいえ、自分にとって読んだこと無いような新鮮な漫画だったことはたしか。海外の賞も色々と受賞しているようだけど、それも納得できる。歴史や陰謀論が好きな人にはおすすめしたい漫画。

2+

投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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