【放送】NHK番組技術展レポート2: 山岳中継用小型軽量スイッチャー

投稿日:2015年2月17日
最終更新日:2018年10月24日

NHKが仕様を考えてメーカーに作成を依頼した山岳中継用のスイッチャー。写真右の従来品と比べて小型化&ディスプレイが一体化している。

HD-SDIを3入力まで入れられて、出力はHD-SDIが1ch。

もう一本の入力信号は特に説明なかったがREFERENCE信号(他の機材と同期を取る信号)だと思う。ディスプレイ上には4画面出ていて、右下が出力、他の3画面が入力。

同じ位のサイズのスイッチャーがPanasonicから出ているが、そちらはモニターはついていない。山岳地帯のような現場にもっていけるように軽くて、別途モニターが必要ないのでかさばらない。

NHKは自然系のドキュメンタリーを自前で製作したりしてるので、こういうスイッチャーがあると便利なんだろうなー。実際に北アルプスの中継に使われたらしい。映像を切り替えるときにフェードもかけられるみたいでなかなか完成度が高かった。

さすがにワイプとかは出せないみたいだが(っていうか用途的に必要ないか…笑)放送局がほしい仕様をがっちり決めて自分たちだけのためにつくるってあんまり聞かないので(もちろんメーカーが製品つくるときに調査はするが)、NHKならではって感じ。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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