Raspberry Pi 4 でapt-get updateしたら「リポジトリ http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian bullseye Release には Release ファイルがなくなっています。」とエラーが出た

投稿日:2022年2月27日
最終更新日:2022年12月3日

apt-get updateでerrorが発生

先日ラズパイをいじっていたところ、apt-get updateしたら以下のようなエラーが発生した。

E: リポジトリ http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian bullseye Release には Release ファイルがなくなっています。
N: このようなリポジトリから更新を安全に行うことができないので、デフォルトでは更新が無効になっています。
N: リポジトリの作成とユーザ設定の詳細は、apt-secure(8) man ページを参照してください。

この時に対策した方法をメモしておく。

※追記:現在Debian系のLinux OSではapt-getではなくaptが推奨されているようです

 

環境

Raspberry Pi 4 Model B

Raspbian 11(bullseye)

 

repositoryのURLをミラーサーバーに置き換え

ググっていたら以下のページが見つかったので、この方法に沿ってやってみる。情報とても助かりましたm(_ _)m

[Raspberry Pi]apt-get updateがうまくいかないとき
https://qiita.com/dekuo-03/items/82c435790fcb70747933

まずは以下のコマンドを実行。apt-get cleanだと一部エラーが出たので、sudo apt-get cleanにして実行した。

sudo apt-get clean
sudo rm -rf /var/lib/apt/lists/*

次にエラーが出ている/etc/apt/sources.listに記載してあるリポジトリ http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian bullseye Release を書き換える。エディタはnanoでもviでも何でも良いが、私はviを使って編集した。sudoをつけないと編集後に保存できないかもしれないので注意。

sudo vi /etc/apt/sources.list

デフォルトではレポジトリの設定は以下のようになっている。

deb http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/ bullseye main contrib non-free rpi
# Uncomment line below then 'apt-get update' to enable 'apt-get source'
#deb-src http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/ bullseye main contrib non-free rpi

これを適当なミラーサーバーのURLに置き換える。ミラーサーバーはこちらに一覧がまとめられている。日本のものを使うのが色々とメリットありそうなので、JAIST、WIDE Project Tsukuba NOC、Yamagata Universityのどれか2つくらい設定しておけばOKかな。ということで、デフォルトのURLをコメントアウトし、以下のようにJAISTとWIDE Project Tsukuba NOCのURLを設定した。

deb http://ftp.jaist.ac.jp/raspbian/ bullseye main contrib non-free rpi
deb http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/raspbian/raspbian/ bullseye main contrib non-free rpi
#deb http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/ bullseye main contrib non-free rpi
# Uncomment line below then 'apt-get update' to enable 'apt-get source'
#deb-src http://raspbian.raspberrypi.org/raspbian/ bullseye main contrib non-free rpi

一点注意だが、私はRaspbian 11(bullseye)をインストールして使っているので、上の太文字部分を「bullseye」としているが、ここは自分が使っているOSのコードネーム(例えばもう少し古いRaspbianのOSだとstretchなど)にしておかないと、apt-getコマンドを実行した場合に依存関係の解決に失敗したりするので注意。実は最初私は古いOSの名前を指定しておりトラブルになった↓

Raspberry Pi 4 でapt-getしたら「E: 問題を解決することができません。壊れた変更禁止パッケージがあります。」とエラーが出た

URLを書き換えたあとは、apt-get updateをしたときにerrorが消えて問題なくupdateできるようになった。

 

日記まとめ

ラズパイで遊んでみた軌跡を以下でまとめてます。

【電子工作】Raspberry Pi 4で遊ぼう日記 まとめ

 


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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