【電子工作】OV5647カメラモジュールを接続してテストしてみる(Raspberry Pi 4で遊ぼう日記 その18)

投稿日:2022年6月30日
最終更新日:2022年7月2日

Raspberry Pi 4でカメラモジュールを試してみる

Raspberry Piでカメラを使ってみたい!と思いたち、カメラモジュールを買った。

Raspberry Piに接続できるカメラモジュールは色々あるが、今回は比較的安く手に入るOV5647というOmniVision社製イメージセンサーを搭載したカメラモジュールを買ってみた。私が買ったのは以下のもの↓

今回は、カメラモジュールで写真や動画を撮る前段階として、カメラモジュールをRaspberry Piに接続し、OV5647で問題なく画が撮れるか確認してみたいと思う。

 

実行環境

Raspberry Pi 4 Model B

Raspberry Pi OS (Bullseye)

カメラモジュール(OV5647)

 

Raspberry Pi 4にカメラモジュールを接続する

まずカメラモジュールとラズパイを付属ケーブルを接続する…のだが、ちょっと手間取ったので接続方法をメモしておく。

カメラモジュール側にケーブルを取り付けるには、黒い部分を以下の矢印の方向に引っ張るとケーブルを挿せる状態になる。このコネクタの機構はラズパイ側のコネクタも一緒。

あとはケーブルを挿入して、黒い部分を元の位置に押せばケーブルが固定させる。以下が接続した状態。

これで準備は完了。ちなみに、いつもならこの状態で電源をいれ、開発PCから無線LAN経由でSSH接続してラズパイを操作しているのだが、今回はラズパイにモニター、キーボード、マウスを接続してGUIでラズパイを操作した。

 

カメラモジュールのテスト

ラズパイに対応したカメラモジュールは、イメージセンサーによってversionが区切られている。OV5647はversion1にあたる。詳しくは公式サイトの以下を参照。

https://www.raspberrypi.com/documentation/accessories/camera.html#getting-started

カメラの接続方法を調べてみると、Raspberry Pi OSでは/boot/config.txtに

dtoverlay=ov5647

を追加しないとOV5647のカメラモジュールは使えない、という記事が何個があったので/boot/config.txtを開いてみたのだが、以下のような記述があった。

# Automatically load overlays for detected cameras
camera_auto_detect=1

ひょっとしてこれ設定変えなくても勝手に認識してくれるのては?と思い、/boot/config.txtの設定は変えずにテストしてみる。

カメラモジュールから画像が取れているか確認するには、デフォルトでインストールされているlibcameraの以下のコマンドを打つのが手っ取り早い。

libcamera-hello

試しにラズパイの箱を被写体としてカメラの前に置き、ターミナルを起動して上のコマンドを実行してみたところ…

無事にプレビュー画面が表示された!どうやらRaspberry Pi OS (Bullseye)の最近のversionだと、config.txtの設定をいじらなくても勝手にカメラモジュールを認識してくれるようだ。ちなみにlibcamera-helloの詳細についてはラズパイのWebサイトを参照↓

https://www.raspberrypi.com/documentation/accessories/camera.html#libcamera-hello

カメラモジュールが動くことは確認できたので、次回はカメラモジュールで静止画を撮影してみたいと思う。

 

日記まとめ

ラズパイで遊んでみた軌跡を以下でまとめてます。

【電子工作】Raspberry Pi 4で遊ぼう日記 まとめ

 


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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