User InstallerとSystem Installer?
先日、MicrosoftのページからWindows用のVisual Studio Code(VSC)をインストールしようとしたら、「User Installer」と「System Installer」の2通りがあることに気付く。何これ?どっち使えばいいの?と思って調べたので、違いと使い分けをメモしておく。
ログインしているユーザーだけで使うか、他のユーザーも含めて使うか
公式のFAQを見ても、あまり詳しく書いてない。ググっていくと、英語だけど以下にズバリ回答が書いてあった。
ざっくり書くと、User Installerでインストールすると、インストールを実行したユーザーだけがVSCを使えるようになる。一方System Installerでインストールすると、PCを使う全ユーザーがVSCを使えるようになる。PCを自分で占有して使ってるとか、普段ユーザーとか意識せずにPCを使ってる場合にはどっちを使っても良いと思う。ただ、共用のPCを皆が違うアカウントでログインして使うような場合は、他のユーザーがVSCを使うか確認してからSystem Installerを使うかUser Installerを使うか決めた方が良さそう。確認が取れないならUser Installerで自分だけが使うのが無難。
また、System Installerでインストールする場合は管理者権限が必要なので注意(これについては以下で説明)。
User Installerだと何が嬉しいの?
インストールの実行について大きく違うのは、System Installerだとインストールするのに管理者権限が必要だが、User Installerだと管理者権限が必要ないということ。自分で所有しているPCを使っている人はピンと来ないかもしれないが、セキュリティに厳しい会社だと、社員用のPCの管理者権限をシステム管理者が持っていて、管理者権限が必要な場合、いちいち申請が必要だったりする。
そういった面倒なプロセスを踏まなくても、User Installerであればインストールを実行することができる。
Zip版はどうやって使う?
お気づきの方もいるだろうが、zip版も存在している。
こちらについては、インストールは必要ない。zipファイルを解凍して.exeファイルを実行することで、VSCを使うことができる。これだったら、人のPCを借りて作業する時や、ノートPCで作業したい時にzipファイルをコピーするかダウンロードすれば使える。ただ、installerでインストールしておけば、VSCがバージョンアップした時に自動的にアップデートしてくれるようなので、家でがっつりコーディングする人はInstallerを使った方が良いかも。
さらに勉強したい人は
Visual Studio Codeはデバッグ機能も色々ある高性能なエディタだが、なかなか使いこなすのは難しい。ネットの情報をかき集めても良いけど、まず本で勉強してみると手っ取り早いかも。以下の本はかなり詳細に書かれており、評判も良い。Visual Studio Codeと長く付き合うのであれば買っておいて損は無いかも。
「【開発環境】Visual Studio CodeのUser InstallerとSystem Installerの違いは?Zip版って?」に1件のコメントがあります
Visual Studio Code (VSCode) – Site-Builder.wiki
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