【本の感想】『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』- すぐに使える実践的なテクニック集

投稿日:2022年5月17日
最終更新日:2022年5月26日

評価: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆

レビュー

最近やる気が出ない…と思っていた時に発見した本

最近なんだかやる気が出ずにダラダラしてしまうことが多かったので、Twitterのタイムラインで見かけて気になっていた本を買ってみた。

メンタルコーチとしてオリンピック選手や作家、モデルなど多くの人達の目標実現をサポートしてきた著者が、やる気や根性に頼らずに「すぐやる人」になるコツを紹介している本。10万部突ということで、かなり売れているらしい。

 

コツは実践的ですぐに試したくなる

タイトルの通り、集中力、時間、感情など色々な視点から37のコツが紹介されているが、「なるほど」と思った内容も多く、すぐに実践したくなる。

備忘録がてら、私がやってみたいと思った内容を自分の理解で紹介してみる。(ゲームクリエイターの例は私が勝手に考えたものなので本とは少しニュアンスが異なるかも)

  • 現状と目標の間にマイルストーンを設定し、マイルストーンを細分化する
    • 例えば「ゲームクリエイターになる」という目標を立てたなら「ゲームづくりの基礎を学ぶ」「ゲームをつくる」「ゲームを公開する」など、現状と目標の間にマイルストーンを置くと動き出しやすい。さらに、「ゲームをつくる」なら「ストーリーを考える」「グラフィックを準備する」「ステージをつくる」など目標を達成するために必要な行動を細分化することで、やることが明確になり行動しやすくなる。
  • 結果目標だけでなく行動目標を立てる
    • 例えば「TOEICで900点取る」という目標を立てたとしても、なかなか目標達成できないとモチベーションが下がってしまう。そこで「リスニングを1時間やる」「リーディングの参考書を1章進める」など、結果ではなく行動にフォーカスした目標を立てることで、モチベーションが下がりにくくなる。(※ただし結果目標も大事なのでうまく使い分ける)
  • 自分に「本当はどうしたい?」と問いかける:
    • 何かやりたいことがあっても、頭で考えていると「周りに迷惑がかかるのでは?」とか「自分の能力では無理ではないか」と色々考えてしまうが、そうなったときに「本当はどうしたい?」と自分に問いかけて本来やりたいことを確認することで、判断、決断に迷いにくくなる。

一点少し気になったのは、表紙に「科学的に先延ばしをなくす技術」と書かれているのだが、科学的な根拠の紹介が少ないこと。

まぁいちいち「このコツはこの研究者がこの論文で効果を検証していて…」とか書いても読みにくくなるし仕方ないとは思うが、簡単に文献の紹介などがあれば納得感は増すかな~という気がした。

 

多くのコツが紹介されているので自分に合うものを実践するのが良さそう

紹介されているコツについて、内容によっては「これはもうやってるな~」とか「これはちょっと私には向かないな」と思ったものもある。

このあたりは人によって受け止め方が異なると思うので、この本を隅々まで覚えて全部実践するというよりかは、自分が実践できそうなものをピックアップしてやっていくのが良いかなと。私も自分に合いそうなものを実践していき、やる気や根性に頼らずにコツコツ行動する習慣をつけていきたい。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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