毎度おなじみ、Unity 1週間ゲームジャムに今回も参加することにした。今回のお題は「10」。せっかくなので、製作から公開までを日記として残しておこうと思う。私はゲームづくりに関しては素人だし、大したゲームはつくっているわけではないが、最近Unityを始めて、これからゲームジャムに参加したい人のための参考になれば嬉しい。
アイディア出し
今回のお題は「10」。このまま数値として扱ってももちろん良いが、私は文字にしてみたり、読み方を変えながら考えたりする。じゅう、ジュウ、イチマル、テン……。そうだ、テンを当て字にしてタイトルは「10ペスト(テンペスト)」にしよう! というよくわからない発想により、タイトルだけ先に決定。正確にいうと10はtenでテンペストは英語でtempestなのでつづりが違うが。テンペストの意味は「大嵐、大騒ぎ」なので、ワチャワチャしたカオス感のあるゲームにしたい。
アイディア出しと言いつつ、具体的な内容は決まらないままアセットを探し始める。前回はアイディアが出てこずに、最後の2日間くらいでつくるはめになった。今回は前回の反省を活かし、まずは悶々と考えずにアセットを眺めつつ、着想を得たものをベースにゲームを作ろうかと思う。
アセット探し
1週間でそれなりのクオリティのゲームをつくるためには、アセットを使うことになる。何となく3D空間でキャラクターがワチャワチャするアクションゲームをイメージしていたので、無料の3Dキャラのアセットをひたすらあさる。そして出会いは訪れた。
Battle Dragons – Axe by BRIGHTER
https://assetstore.unity.com/packages/3d/characters/creatures/battle-dragon-axe-63644
このクオリティで無料…だと…? めっちゃ良いじゃん! ここからアイディアが湧いてきた。上空から次々に食べ物が投下され、それを10体のドラゴンが奪い合うゲームにしよう。10体にすれば「10」というお題にも沿うし、10体もいればテンペスト(バカ騒ぎ)感もでるはず。ちょっとゲームが重くなりそうな懸念はあるが。
味見で動かしてみる
ゲームの内容をイメージするために、アセットをインポートして試してみる。実際の動きを見ながら考えると、具体的にどういう処理をすれば良いかイメージも湧きやすい。プレイヤーのドラゴンは最初から操作できる状態だったので、敵のドラゴン9体を設置し、肌のマテリアルを変えて、色を分ける。さらに、Scriptを少し改造して、敵をランダムに歩かせてみる。細かい処理の内容は(時間があれば)後日書きたい。
うん、ワチャワチャ感あるし、想定通りのゲームが作れそう。食べ物はランダムに座標を生成して、一定時間ごとに上空から出現させて、キャラクターと食べ物の接触はCollisionで検出して、スコアの変数に加算して……という感じで色々とイメージして内容を詰めていく。
ざっくり仕様決定
仕様というほど大それたものじゃないけど、とりあえず大まかなルールを箇条書きで決めていく。
・食べ物はランダムで上空から投下され、プレイヤーが食べ物に接触することでポイントとなる。
・ゲームは時間制限性で、60秒したら終了。終了した時点のポイントが、最終的なスコアとなる。
・スコアはオンラインランキングに登録できる。
・タイトル、ゲーム画面の2sceneで構成する。時間に余裕がある場合は、ゲーム終了画面のsceneもつくる。
・敵ドラゴンはランダムに歩く、プレイヤーに向かって歩く、食べ物に向かって歩くの3種類の動作を実装する。ただし、時間がなければ動作を減らす。最悪ランダムで歩くだけにする。
おそらく途中で変更になる部分もあるが、後から「あれ、これどうしよう」と悩んでしまったり「あ、このつくり方だとこれができないじゃん。くそ~」と後悔したりしないために、ある程度、最初に方向性は決めておきたい。
とりあえず方向性は決まったので、後はどんどんゲームをつくる。ただし、残り時間でどこまでつくるかイメージしながら進めて行く。続きは2日目に。
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