ML-Agentsの学習環境をつくる
久しぶりにML-Agentsをさわってみるか!と思い立ったのだが、放置している間にML-Agentsのversionがrelease 18からrelease 19にupdateされていた。それに伴ってPythonのpackageもversionが変わったようなので、今回はリハビリがてら環境のupdateをやってみたいと思う。ちなみに、updateといっても新規にインストールするときと手順は特に変わらない。
実行環境
Windows 10
Unity 2020.3.25f1
Anaconda 4.6.11 (Python 3.7.3)
ML-Agents Release 18 ※更新前。これをRelease 19にする。
mlagetns(Python Package) 0.27.0 ※更新前。これを0.28.0にする。
ML-AgentsをCloneしてローカル環境に持ってくる
以下のRelease 19の公式ドキュメントを参照しながら進める。
https://github.com/Unity-Technologies/ml-agents/blob/release_19_docs/docs/Installation.md
Release 18のときと同様に、gitでcloneしないとexampleの環境などにアクセスできないらしい。というわけで、git bashなどを使って以下のコマンドでrelease19をcloneしてローカル環境に持ってくる。
$ git clone --branch release_19 https://github.com/Unity-Technologies/ml-agents.git
Pythonにmlagentsのpackageをインストールする
つぎに、Pythonにmlagentsのパッケージをインストールする。ちなみに私はAnacondaでPython 3.7の仮想環境をつくってmlagetnsのpackageをインストールしているので、まずは以下のコマンドで仮想環境に切り替える。仮想環境をつくる方法についてはこちらを参照。
$ conda activate ml-agents
現時点でのmlagents packageの最新バージョンは0.29.0だが、Release 19に対応しているのは0.28.0なので、以下で0.28.0を指定してインストールする。ちなみに、古いバージョン(私の環境では0.27.0)のpackageがinstallされていても以下のコマンドを実行すれば更新できる。
$ python -m pip install mlagents==0.28.0
念のため以下でpackageのversionを確認してみる。
$ pip list
mlagents、mlagents-envともに0.29.0になっていることが確認できた。これで更新は完了。
実際にUnityで使う場合は、UnityのプロジェクトにML-AgentsのUnity packageを追加する必要があるが、それは次回ML-Agentsを使うときに書きたいと思う。
参考文献
基本的には以下の本を読みつつ勉強していき、最終的には自分で何かしらゲームを作っていく予定。最低限ML-Agentsを使うための流れはブログで書いていこうと思っているが、詳細については説明しないので、深く理解するには本を買って勉強してみることをオススメする。
古くなった情報を補完するため、本と合わせて以下のML-Agents Release 19の公式ドキュメントを参照している。
https://github.com/Unity-Technologies/ml-agents/tree/release_19_docs/
日記まとめ
この日記は以下でまとめてます。