【映画感想】「スイス・アーミー・マン Swiss Army Man(2016)」 – 超バカバカしいけどちょっぴり泣ける。ラドクリフの怪演が光る新感覚ロードムービー

投稿日:2019年8月29日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆

あらすじ

無人島に流れ着いたハンク。絶望し、自死しようとしたまさにそのとき、浜辺に死体が打ち上げられる。奇妙な死体は驚いたことにしゃべりだし、メニーと名乗った。メニ―は体内にため込まれた雨水や男性器の方位磁針機能により、ハンクを助ける。

二人は故郷を目指してサバイバル生活を生き抜いていくのだが…。

 

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

設定の妙とラドクリフのシュールな演技が光る!

スイス・アーミー・ナイフのような多機能を乗った死体・メニーを駆使して無人島での過酷な生活を生き抜くという、頭がおかしいとしか思えないストーリー。

メニ―の多機能っぷりにはいちいち笑ってしまうのだが、ダニエル・ラドクリフのくそ真面目な演技があってこそ、シュールで笑えたんだと思う。俳優として成功をつかみながら、こんな頭おかしい役に挑戦する役者魂には頭が下がる。

 

とってもバカバカしいけど何だか泣ける

基本的には下品でバカバカしい描写が多い。だが、子供のように純朴なメニ―の言葉や、二人の友情にはハッとさせられることがあり、何となくジーンと来ることもしばしば。最後のシーンも不覚にも感動してしまった。

バカバカしさと感動を混ぜこぜにしてぶつけられるので、観ていてとっても不思議な気持ちになる映画。新感覚のロードムービーといっても過言ではない。

 

絵づらは汚いが体当たりの演技に感動できる

内容が内容だけに、絵づらが汚い場面が結構あり、観る人は多少選ぶかもしれない。私も食事しながら観始めたのだが「これは無理だ」と思って食事をあきらめ、食後に観ることにした。ただ、下ネタや汚いネタに少々の免疫があればきっと笑えるし、主演の2人の体当たりの演技に感動すら覚えるだろう。

予告編を観て少しでも「面白そう」と思ったらチャレンジしてみてほしい。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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