【映画】レミニセンス Reminiscence(2021) – 水没した近未来のアメリカで失踪した女性の記憶をたどる

投稿日:2022年6月12日
最終更新日:2022年10月9日

満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

水没した都市で、消えた女性を追って記憶をたどるSFサスペンス

多くの都市が水没した近未来の世界。人々の記憶を映像で追体験する「記憶潜入(レミニセンス)」を生業とするニックは、依頼人の謎めいた女性・メイと恋に落ちる。

しかし突如メイは失踪し、ニックは自らの記憶潜入を繰り返してメイの行方を探る。そんななか、ある依頼人の記憶潜入中にメイを発見する。ニックはメイの記憶をたどっていくが、やがて大きな陰謀を知る…というお話。

公開当初気になっていたのだが、結局観ずに公開が終わってしまった映画。配信が始まっていたので鑑賞してみた。

 

退廃的な世界観は良いが…

水没した近未来のアメリカは退廃的で、「ドライランド」と呼ばれる陸地には富裕層が済んでいたり、記憶を追体験する装置が流行っていたり、独特の世界観はかなり好きだった。

ただ、水没した世界と、記憶をたどるというテーマが特に相乗効果を生んでいるわけでもなく、いろいろな要素を詰め込み過ぎて少しゴチャゴチャしている印象がある。

あと、ヒュー・ジャックマン演じるニックがめちゃくちゃマッチョなわりに結構弱くて、危険なところに無計画に乗り込んでボコボコにされたり、殺されかけたりを何度か繰り返していて「いや学習しろよ…」と少しあきれてしまった笑

ラストもディストピア感があってハッピーエンドなのかバッドエンドなのか人によって解釈は別れそうだが、この作品の閉じ方としては結構良かったかなと思う。世界観が好みに合っていれば、楽しめる映画だと思う。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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