【映画感想】「マッドマックス 怒りのデス・ロード Mad Max: Fury Road(2015)」 – 最新映像でよみがえったイカれた大スペクタクル

投稿日:2019年8月10日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 9点/10点満点 ★★★★★★★★★☆

あらすじ

大国同士の世界大戦の末に石油危機を迎えて荒廃し、暴力が支配するようになった世界。元警官のマックスは、幻覚に悩まされながら、ただ生存本能のみで愛機・V8インターセプターで荒野を走っていた。そんななか、イモータン・ジョーを首領とする一団に捕らえられ、愛車も没収されてしまう。

マックスは輸血用の「血液袋」として、イモータン・ジョーに反旗を翻して逃亡したフュリオサの追撃に駆り出される。どさくさの中で脱出に成功したマックスは、フュリオサとともにイモータン・ジョーへの反撃を始める。

 

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

大迫力の映像でよみがえったMAD MAXの世界

前作のMAD MAX2はかなり衝撃的だったが、この映画もかなりの衝撃!マックスを「血液袋」にした輸血や人間ミルクなど、「考えたやつ頭おかしいだろ…」と思わず呟きたくなるショッキングな演出が満載。

ただイカれているだけでなく、広大な荒野で繰り広げられるカーチェイスは手に汗握る迫力。大砂嵐などの大迫力VFXもあいまって、とんでもなくスケールがでかくて豪快なスペクタクル映画になっている。

 

衣装やメイク、メカも素晴らしい

イカれた世界観や豪快なカーチェイスに華をそえているのが、つくりこまれた衣装やメカのデザイン。ウォーボーイズの異様な雰囲気や、イモータン・ジョーや「人食い男爵」からあふれ出る狂気は、衣装やメイクによるところが大きい。

映画内ではカーチェイスのアクションシーンが多いのだが、いろいろなバリエーションの車やバイク・攻撃方法が出てくるので飽きない。「そんなのアリ!?」と思うようなギミックがたくさん用意されていて、私のようなメカ好きならきっと夢中になる。

一番印象的だったのは、戦場で火を噴きながらミュージシャンがギターを振り乱すオーディオスピーカー車。何言ってるかわからないと思うが、とにかく面白いのでぜひ映画を観て確かめてほしい。

 

疾走感とテンポよく展開していくストーリー

映画の導入部はあまり丁寧ではないので、今までのシリーズを観ていないと「この汚いおっさん誰なの?」とマックスが出てきたときに思ってしまうかもしれない。ただ、話の展開自体はわかりやすく、前作を観ていなくても十分楽しめる。

2転、3転するストーリーはテンポがよく、観ていて飽きない。映画中の多くのシーンが驚きや興奮に満ちていて、気づいたら口を開きっぱなしで映画を観ていた(笑)

前作を観た人も観てない人も、少しでも興味があるならぜひ観てほしい。きっとマッドな世界観のとりこになるはず。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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