【映画感想】音楽に魂が震える – 「ボヘミアン・ラプソディ Bohemian Rhapsody (2018)」

投稿日:2018年11月25日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 10点/10点満点 ★★★★★★★★★★

あらすじ

伝説的ロックバンド・クイーンのボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーの人生を描いた伝記映画。

 

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

クイーンファンでなくても楽しめる!

めちゃくちゃ評判が良いので観てみたが、評判に違わず、素晴らしい映画だった。私はクイーンのアルバムは聞いたことが無いが、それでも耳にしたことがある名曲のオンパレードだったし、ライブのシーンの躍動感がすごくて、終始鳥肌が立ちっぱなしだった。

 

伝説的歌手の光と闇。そして感じる音楽の力

この映画ではフレディの抱えていた闇が丁寧に描かれていて、自分とはかけ離れた世界で生きていた人物にもかかわらず、しっかりと感情移入できた。クイーンの他のメンバーや妻のメアリーとの衝突や、世間やメディアからの追求を通して追い込まれていくフレディの様子は観ていて苦しくなったほど。だからこそ、メンバーとの和解シーンや、最後のライブシーンでの感動が強調されている。クイーン再結成からライブまで、本当に涙腺が緩みっぱなしの一方で、自分の中から無限に活力が湧いてくるような気持ちになったし、音楽が持つ力を存分に感じられる映画だった。

あえて揚げ足を取ってみると、フレディを演じていた役者さんの演技は素晴らしかったが、本人にあまり似ていない気が……。本人の特徴を強調しすぎて、ほんの少しだけわざとらしさを感じた。あと、クイーンとして成功するまでの描写が少しあっさりしていたので、もう少し肉付けしても良かったのかなぁと。

 

圧倒的音圧。ぜひ劇場の前席で!

とはいえ、本当に素晴らしい映画だったし、映画館で観た中では今年度No.1だと思う。私はいつも映画を観るときは後列に座ることが多いが、今回は映画館の前列しか空いておらず「首が痛くなりそうだなぁ」と思っていた。しかしこの映画に関しては、前列に座ったことで音に迫力を感じられたし、ライブシーンでは、まるで自分が会場にいるように感じられた。もしこれからこの映画を観る人は、いつもより少し前寄りに座ってみることをオススメする。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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