【映画感想】虎と過ごす大海原の不思議な漂流記 -「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 LIFE OF PI (2012)」

投稿日:2019年1月28日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆

あらすじ

1976年、インドで動物園を経営するパイの一家は、カナダへ移住するため太平洋上を航行していた。そんななか、大嵐に襲われて船が難破してしまう。家族の中で唯一生き残ったパイは、命からがら小さな救命ボートに乗り込む。そこには数匹の動物たちも残っていたが、やがて死んでゆき、ボートにはパイとベンガルトラだけが残る。食事が底をつくなか、空腹のトラがパイに襲いかかるが……。

 

舞台設定の妙味

「虎と一緒に漂流するとか絶対面白い!」と思って、前から観てみたかった映画。今まで見たことの無い舞台でのストーリー展開は、先が読めずにドキドキした。主人公の青年の体当たりの演技も素晴らしく、風変わりなストーリーにも関わらず、しっかり感情移入できた。トラとの奇妙な共同生活は眺めているだけでも面白く、舞台設定の妙味が際立つ映画だった。

 

やや展開が急すぎる気も

ただ、途中の植物のあたりがちょっと突拍子すぎて面食らってしまった。あそこで一気にリアリティが削がれてしまったような……。そのあとのストーリー展開もイマイチついていけず、結局何が真実なの?という疑問が残る。ちゃんと頭を働かせながら観ていないと、私のように展開に取り残されてしまうかも。

 

メッセージ性はありそうだが……

映画としてのメッセージ性は強そうなんだけど、私の教養では何を伝えたいか理解できず。深い映画なんだろうな~とは思ったが、自分の中では不完全燃焼感が残る映画だった。時間があるときにまた見返してみたい。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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