満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
日本の人気漫画であり、アニメ化もされている「攻殻機動隊」をハリウッドで実写化した映画。
感想
昔観たアニメ版が面白かったので観てみたけど……正直「なんだこりゃ」という感じ。キャストは無理矢理原作のキャラに合わせました、という感じで違和感がすごい。
下手に原作を知ってるからかもしれないけど、原作知らない人でも登場人物を観て「カッコいい」とは思わないだろう。作品のサイバーパンク感が中途半端なので、謎のコスプレ軍団のように見える。俳優さんのせいとは言わないが……衣装のせいか?
特にひどいと思ったのが荒巻役のビートたけしとトグサ役の俳優さん。昔のたけしさんの演技は好きだったけど、最近ちょっと滑舌ひどいので、俳優業は苦しくなってきた気がする。トグサの髪形は実写で似合う俳優さんはいないと思うので、もっと自然にアレンジして欲しかったなぁ。
アクションも動きがギクシャクしているような印象を受けたシーンがチラホラあり、レベルが高いとは言えない。スカーレット・ヨハンソンの裸体スーツ姿の戦闘シーンも、なんか間抜けだったし。
攻殻機動隊の世界観をもとに、全く別のオリジナルキャラクターで映画作った方が良かったのでは?中途半端に寄せようとしてスベッてる感じ。
ただ、BGMとCGの背景は出来が良くて、その点だけは良かった。原作のファンであればネタとして観てもいいかも……。