満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
登頂不可能と言われていた標高6600メートルのシウラ・グランデ西壁ルートを登った、実在のイギリス人登山家二人の話。本人たちのインタビューと共に、再現映像が映し出されるドキュメンタリータッチな映画になっている。
感想
本人たちが出ているので、「色々あったけど最終的には助かったんだなぁ」と安心して観ることができる(笑) しかし氷の絶壁を体ひとつで登っちゃうっていうことが、素人から見ると素直にすごいと感じる。登山のシーンは淡々としてるが、雄大な山々の景色の映像美に登山のスリルがあわさり、見ていて飽きない。
ただ、映画のジャケットや説明文では「ザイルを切るのかい!?切らないのかい!?どっちなんだい!!」みたいな煽りがあったわりには、そのシーンが淡々と描かれていたのでギャップがあったかも。まぁ実際にあの場面に遭遇したらあんな感じなんだろうね。
全体的に淡々とした雰囲気で映画が進むが、その分リアリティがあって(というか現実の話だけど)、すんなり映画にのめり込むことができた。昔、ビートたけしと所ジョージがやっていた「世界まる見え」の海外レスキューシリーズと似たような雰囲気があるので、あのシリーズが好きだった人は楽しめるかも。