Jetson Nanoで遊ぼう2:Jetson Nanoをセットアップして起動する

投稿日:2023年10月28日
最終更新日:2023年10月28日

Jetson Nanoをセットアップする

前回Jetson Nanoを買ったので、今回はさっそくセットアップしていく。基本的にはJetson Nanoの公式サイトに従ってセットアップを進めていく。

https://developer.nvidia.com/embedded/learn/get-started-jetson-nano-devkit

とりあえず今回はmicro SDカードにイメージを書いて、Jetson nanoを起動するところまで。

最終的にはHeadlessで開発用PCから操作すると思うが、ひとまず今回はHDMIモニターを接続して起動してみる。

 

開発環境

開発用PC:Windows 10

Jetson Nano Development kit 4GB B01

 

micro SDカードにイメージをインストールする

まずは開発用PCでmicro SDカードにイメージをインストールしていく。私はWindows PCを使っているので、以下の「INSTRUCTIONS FOR WINDOWS」に沿って進めた。

https://developer.nvidia.com/embedded/learn/get-started-jetson-nano-devkit#write-windows

イメージは上のリンクから入手できるが、6GBくらいあるのでダウンロードに結構時間がかかる。ちなみに、イメージの内容はUbuntu 18.04にNVIDIAが提供しているJetson開発用SDK・Jetpack 4.6.1がインストールされているもののようだ。

SDカードのフォーマットはWindowsの標準機能でやればよい気もしたが、一応手順に従って、SDメモリカードフォーマッターを以下から入手してインストールし、フォーマットした。

https://www.sdcard.org/ja/downloads-2/formatter-2/

イメージはEtcherで書く。ちなみに、些細なことだが上の手順だとEtcherのイメージ選択は「Select image」でやっているが、Etcherのversionが変わったためか微妙に表示が変わってた。「Flash from file」からダウンロードしたzipファイルを選択。

あとは手順通りSDカードを選択してFlashをクリックして書き込み。書き込みにも数分かかる。書き込み終了したSDカードの準備は完了。

 

Jetson nanoを起動する

いよいよJetson nanoを起動する。基本的には以下に沿って進めていく。

https://developer.nvidia.com/embedded/learn/get-started-jetson-nano-devkit#setup

Jetson NanoはUSB type-CかDCジャックから電源を供給できる。私はDCジャックから供給するが、この場合はコネクタJ48(下の写真の赤枠の部分)をジャンパーでショートさせないと電力が供給されないので注意。

micro SDカードを差して、USBキーボード、USBマウス、HDMIモニターを接続して、このACアダプターを挿すと起動してモニターにNVIDIAのロゴが表示される。

初期設定はいったんデフォルトのままで(時刻だけはTokyoに設定した)すすめて、ユーザー名とパスワードを設定する。

これで無事に設定完了し、Ubuntu 18.04のDeskitop画面が表示された。

今回はモニターを接続して起動したが、毎回モニターとキーボードを接続するのはなかなか面倒。ということで、Jetson Nanoをheadlessで次回はJetson NanoをHeadlessで起動してみる。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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