【映画感想】それは魂を失った重さ – 「21グラム 21 Grams (2003)」

投稿日:2018年10月3日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

ポール、ジャック、クリスティーナはそれぞれお互いを知らず、自分の生活を各々過ごしていた。出会うはずのない3人が、とある事故をきっかけに出会い、それぞれの運命が交わる。

 

感想

内容としては終始シリアスで、コミカルな描写は一切ない。何人かの登場人物が主人公となり、それぞれのエピソードが重なり合い、結び付く構成になっている。話のテンポが良いし、それぞれの人物のストーリーが全て印象的で、終始、先の展開が気になった。

ただ、ストーリーは結構複雑だし、過去と未来が前後するので、ちゃんと観ていないと「あれ、これ誰だっけ?なんでこんなことになってんだっけ?」と置いてけぼりを食らってしまう。

エンディングはしんみりした雰囲気だが、そこまで暗い終わり方ではない。
気楽に観られる映画ではないけど「魂」とか「愛する」って何だろう……と、普段考えないことを考えるきっかけになる良作映画だった。

しかし……家族を亡くした時の描写などは、役者さんの演技が良いだけに、とても胸が苦しくなる。暗い気持ちの時に観るとちょっと危険かもしれない。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください