【映画感想】かぐや姫の物語 (2013)

投稿日:2018年5月19日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

日本人なら誰もが知っている、竹取物語(かぐや姫)を、8年もの歳月をかけて高畑勲監督がアニメ化した映画。

 

感想

まず絵のタッチが柔らかくて、映画の間中、絵本をめくり続けているような感覚になる。興行的にはあまり成功しなかったみたいだけど、映像作品としてはとても面白いなぁと。絵のニュアンスもシーンによって描き分けているのも芸が細かく、こだわりが感じられた。

かぐや姫が髪上げのお祝いから逃げ出したシーンでは、あえて荒々しい線で描くことで疾走感を出していて、とても印象的なシーンだった。登場人物も個性的で、ネットで大人気の(笑)御門をもちろんだが、個人的には童女がジブリらしいコミカルな動きで面白かった。

ただ、ちょっと前半は退屈というか、「眠たい」展開だな~と思ってしまった。あと、有名な話だけにオチはわかっているので、最後どうなるんだろうというドキドキ感はあまりなかった。それでも、結末がわかったうえで感動できたし、印象的なシーンも数多くあって、記憶には残るアニメ作品だった。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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