【映画感想】インセプション Inception (2010)

投稿日:2018年6月24日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

ドミニク・コブは、ターゲットの夢に侵入する軍の最新技術を使い、標的の夢から重要情報を引き出す産業スパイとして暗躍していた。

今回のミッションのターゲットは、日本人実業家のサイトウという男。しかしこのミッションは、コブの実力を試すためのサイトウによるテストだった。

サイトウの依頼は、ターゲットの無意識にある考えを植え付ける「inception」と呼ばれる困難な内容。コブはサイトウと取引を行い、選りすぐったメンバーとともに「inception」を試みるが……。

 

感想

最近、2時間以上ある映画を受け付けなくなってきたんだけど、この映画は2時間半あるにも関わらず、最後まで夢中で観てしまった。ストーリーやアクションも見応えがあるんだけど、世界観や映像美がすごく良い。

夢の中の不可思議な世界を妥協無く描いた感じで、映画の世界にグっと引き込まれる。特に、街が折りたたまれていくシーンは圧巻だった。もう8年も前の映画だけど、今観てもまったく古さは感じない。

渡辺謙の少しミステリアスでダンディな演技はかなりハマっていたと思う。
レオナルド・ディカプリオも渋さと力強さを併せ持っていて、ギラギラした雰囲気の役にぴったりだった。最近はだいぶ渋い方の寄って来たというか、味のあるオッサンになってきた印象。

ラストの終わり方も想像が膨らむようになっていて良い。最初から最後まで隙が無い映画だったなぁと思う。

ただ少しだけ解釈が難しいというか、しっかり頭を働かせないとついていけない部分もあるので、ボケーっと眺めてはいられない映画かも。単純にドンパチするSFより、設定が練られた深いSFが好きな方にはぜひおすすめしたい。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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