満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
宇宙飛行士のマーク・ワトニーは火星探査計画にクルーとして参加していた。
任務中、巨大砂嵐により火星からの退避が決定されるが、退避中に折れたアンテナがマークに直撃し、マークは行方不明になる。他のクルーはマークが死んだと判断、火星を脱出した。
ところが、マークは生きていた。火星に一人取り残されてしまったことを知り、残された資源と科学的知識を武器に、何とか火星で生き延びようとする……。
感想
まず、宇宙や火星の描写が綺麗で、無重力空間でのサバイバル風景の映像は、単純に眺めているだけでも面白い。映画中はあまり悲壮感が無く、むしろサバイバルをエンジョイしているような雰囲気。
主演のマット・デイモンは神経が図太いイメージがあるので、この配役はなかなか良かった。ジョークもウィットに富んでいて、聞いていて楽しい。船長のディスコ音楽のくだりとか。Amazonの感想で「宇宙版DASH村」とか書かれていたが、言いえて妙だと思う(笑)
ただ、後半で中国が絡んでくるのがどうも不自然な気がする。世界的なプロジェクトだし、力を示す機会ではあると思えば辻褄は合うっちゃ合うけど……。ハリウッドで最近ありがちな、チャイナマネーの力なのか? と少し勘ぐってしまった。
結末は、あまり意外性は無かったが綺麗にまとめたなという印象。なかなか面白い映画だったけど、個人的には少し中だるみ感があったので、2時間程度にまとめて欲しかったかも。宇宙が好きでシャレが効いた映画が好きな人なら気に入るはず。