【映画感想】300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 300: Rise of an Empire(2014)

投稿日:2018年5月17日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

紀元前480年、古代ギリシア世界で最強の重装歩兵を有していた都市国家・スパルタ。そのスパルタの王・レオニダスは、古代オリエント世界の覇者・ペルシア帝国との壮絶な戦いの末、命を落とした。ちょどその時、アテナイの名将・テミストクレスもまた、ペルシャ帝国海軍との戦いを繰り広げていたのであった……。

 

感想

映画全体の雰囲気は前作同様、しっかりつくり込まれている。前回は陸戦のみだったのに比べ、今回は海上での戦いがメインになっている。

ただ、なんというか前作と比べて戦闘の武骨さや、敵のミステリアスさが無く、スケールダウンしてるような……。火薬使った爆発シーンは確かに派手だけど、爆発だけならそこらへんのアクション映画でも観られるし。鍛え抜かれた男たちの肉弾戦をスタイリッシュに魅せていたのが全作の魅力だったんだけど、そこがあまり今回は感じられない。

ストーリー的には、スパルタではなくアテナイの戦いがメインになるんだけど、この構成も少し微妙。スパルタは「古代ギリシア最強の戦士たち!」という確固たるイメージがある。その点で前作の題材はキャッチ―だったし、戦闘もイメージ通りで満足できたんだと思う。アテナイの戦士たちが戦っても、個人的には「ふ~ん、こんな戦いがあったんだね」くらいの感想しか持てなかった。

文句ばっかりにはなったけど、ボケーっと観ていてもそれなりに楽しめるだけのクオリティの映画にはなっている。あまり期待しすぎなければ楽しめると思う。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください