【映画感想】シェイプ・オブ・ウォーター The Shape of Water (2017)

投稿日:2018年3月13日
最終更新日:2019年6月11日

満足度: 9点/10点満点 ★★★★★★★★★☆

シェイプ・オブ・ウォーター (字幕版)

あらすじ

1960年代、冷戦下のアメリカ。政府の研究機関で清掃の仕事をしている、発話障害の女性・イライザ。彼女は、アパートの隣人であるジャイルズ、おせっかいな仕事場の同僚ゼルダに支えられ、平穏ながらもどこか寂しさを感じる日々を過ごしていた。

そんなある日、研究所に魚と人の特徴を持つ奇妙な生物が運び込まれる。「彼」の不思議な魅力にひかれたイライザは、研究者の目を盗み、手話によるコミュニケーションを通じて心を通わせていく。ありのままの自分を見てくれる彼との触れ合いを通じ、幸せな日々を送るイライザ。

しかし、彼の身にせまる危機を知り、イライザは大胆な決断をする。

 

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

掃除のおばさんと半魚人の恋愛ストーリー!?

掃除のおばさんと半魚人が恋に落ちるというあらすじだけ聞くと、B級映画のように聞こえる。しかし、脚本、音楽、画づくり、その他全てこだわりがすごくて妥協が無く、アカデミー賞受賞も納得できる素晴らしい映画だった。

まずオープニングシーンでイライザ演じるサリー・ホーキンスの入浴シーンがある。チャーミングな女優さんではあるけど、そこそこお歳を召しているのでドキドキするというより、ギョッとしたという感想の方が正しいかも。ただし強烈で印象的な導入シーンではあった。

 

古き良きアメリカの雰囲気に、笑えるブラックジョークも

作中のBGMにはジャズをふんだんに使っており、古き良きアメリカの雰囲気が出ている。青を基調にした、少し冷めたトーンの画づくりも映画の雰囲気によく合う。

登場人物もそれぞれキャラが立っていて、無駄な人物はひとりもおらず、キャスティングも言うこと無し。話のテンポが良く、コミカルなシーンやシリアスなシーンのメリハリが効いている。作中のジョークもブラックで面白くて、笑えるシーンも多々ある。

 

爽やかな感動とつくり込まれた世界観をぜひ感じてほしい

ラストシーンも意外な伏線回収に感動した。少し物悲しいんけど色々と想像できる余地があるし、爽やかな感動が残る終わり方だった。

あえて文句をつけるなら、イライザの手話をジャイルズに音読させるシーンは少しわざとらしい気がした。イライザの激しい心情を描写するのに必要なシーンだったとは思うが、もう少し自然にイライザの気持ちが伝わる方法があったらより良かったかも。

あと、中年の女性と半魚人のロマンスシーンは個人的には少しエグイと感じる部分も。ただ、素晴らしい映画であることには変わりないので、あらすじで判断せず、自分の目でつくり込まれた世界観を確かめて欲しい映画。

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投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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