満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
関東の山王会と関西の花菱会の間で起きた権力闘争の後、大友(ビートたけし)は韓国に拠点を移し、裏社会で暗躍する実力者である張(金田時男)の傘下に入った。しかしある時、花菱会の花田(ピエール瀧)が騒ぎを起こし、張の部下を殺害してしまう。この事件を発端に、張と花菱会の関係は険悪化していき、大友も騒動に巻き込まれる。
感想
前回までの話をあまり覚えていないが、そのうち思い出すだろう、とか考えつつ観賞。でもストーリー的に前作までと繋がっていたので、やっぱり復習してきた方がよかったかも……。
内容的には前作までと同様、悪い奴等の騙し合いを描いている。ただし、今作では暴力的でスプラッターなシーンはそこまで多くなかった。
あとピエール瀧がひたすらに目立っていたなと。最初に登場したときは意外にヤクザ似合わないな~と思ったけど、段々後半で見せる絶妙なヘタレっぷりはバッチリはまっていた。
ただ……ビートたけしの滑舌が悪すぎるのが気になった。もう70歳だからしょうがないけど、ブラザーやソナチネの印象が強いから、どうしても迫力にかける。
派手なシーンが減った分、少しエンターテインメント性は落ちたかな?終わり方は北野映画っぽいなとは思ったけど、北野監督の某過去映画(ネタバレになりそうなので作品名は伏せる)と似ていて、新鮮味はなかった。
個人的には、最後まで一作目の雰囲気を保っていた方が楽しめたかも。