満足度:★★★★★★★☆☆☆ 7点/10点満点
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
29歳の若さでこの世を去った将棋棋士、森山聖の生涯を描いた映画。
感想
将棋の映画というより人生ドラマに重点を置いた映画なので、あまり将棋に詳しくなくても楽しめた。松山ケンイチの役作りもさることながら、ライバルの羽生さん役もなかなか特徴的とらえてたと思う。他の登場人物もキャラが立っている。
ただ、たまに演出過多気味の場面があって「あ、ここは少し盛ってるな」と思う部分はあった。映画として成り立たせるためにはしょうがないかもしれないが。個人的にはもっと淡々とラストまでもっていった方が映画の題材や雰囲気に合っていた気がする。
とはいえ、森山聖が髪や爪をなかなか切ろうとしなかった理由は「なるほとなぁ」と思ったし、ラストはしっかり感動できる展開だった。