満足度:★★★★★★★★☆☆ 8点/10点満点
(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)
あらすじ
人気漫画が原作の映画。バンド音楽をテーマに、若者たちの葛藤を描いた青春映画。
感想
作中の歌「ソラニン」はアジアンカンフージェネレーションの後藤さんが作曲しており、アジカン自身も曲を出している。未来が見えないことへの焦燥感や喪失感を抱えた若者たちが、もがきながらも音楽を通じて前に進もうとする様子を描いた映画。
映画を通しての感想は「宮崎あおいってやっぱりかわいい」ということ(笑)これだけ喜怒哀楽をチャーミングに表現できる女優って、なかなかいないと思う。いちゃいちゃするシーンとか可愛すぎてもう見てられない!って感じだった。
切ない内容の映画なので、華奢で儚い雰囲気もよく合っている。原作を読んだことあるけど、ちょっと登場人物が美男美女すぎる気はするが。ベースの人はイメージ通りだけど。まぁ商業映画として成立させるためには仕方ないか。
漫画を原作にした映画ってガッカリなものも多いけど、これは原作の雰囲気も壊してないし、純粋に良い青春映画だと思った。ラストの演奏シーンもベタだけど感動した。宮崎あおいの歌が若干素人臭いけど、やたらうまいよりはリアリティがある。
ラストも前向きで爽やかだから後味も良し。私はアジカン好きでエンディング曲の「ムスタング」も好きな曲なので、エンドロールまで楽しめた。話としては若者の葛藤を描いた王道のテーマで誰でも共感しやすいと思うし、原作知らなくても楽しめると思う。