【映画感想】ローマの休日 Roman Holiday (1953)

投稿日:2016年12月15日
最終更新日:2021年3月16日

満足度:★★★★★★★☆☆☆ 7点/10点満点

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

イタリアのローマを表敬訪問した某国の王女が一人でローマ市内に飛び出し、知り合った新聞記者と恋に落ちる様子を描いた映画。

 

感想

古典映画の勉強のつもりで観てみた。オードリーヘップバーン演じるアン王女が冒頭のシーンで要人との挨拶中、靴を脱いで足を掻くのがお茶目で面白い。このシーンでアン王女のキャラクターがわかる演出はいいなと思った。印象的だったのは「ここはエレベーター?」「……私の部屋だ」のやり取り。60年以上の前の映画だけど、笑いどころはしっかり笑える。

オードリーヘップバーンが今見ても美人だと思えるのもすごい。日本の女優さんもそうだけど、80年代とかより50年代頃の外見の方が綺麗だと感じることがあるのが面白い。やっぱりファッションや化粧は周期的にまわってきてるのかね。映画の描写としては、ローマ街の活気が伝わってきて面白い。コロッセオや、舞踏会のお城などの背景も味があって美しくて良い雰囲気。

少し演技がわざとらしいけども、その部分も楽しむと良いのかもしれない。有名な真実の口のシーンはテンションが上がった。正直、すごく観たかったわけではなく勉強のつもりで観たんだけど、思ったより楽しめた。

ただこういうロマンスって、個人的にはある程度キャラクターに共感しないと感動しないんだけど、時代が古いし、王女の恋愛ってことであまり共感できる感じはない。あと最近のど派手でスタイリッシュな映画に慣れていると、映像に物足りなさを感じる部分はある。それでも、素朴ながら洗練された雰囲気を感じることができる映画だった。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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