【映画感想】地獄でなぜ悪い (2013)

投稿日:2016年10月5日
最終更新日:2021年3月20日

満足度: 4点/10点満点 ★★★★☆☆☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

武藤組の組長・武藤大三は、服役中の妻の夢だった、娘のミツコを主演にした映画製作を決意する。ひょんなことで出会った映画青年・平田純と、通りすがりの青年・橋本公次を監督とし、スタッフやキャストは全員自分の組の構成員。映画撮影の舞台は、対立する池上組との抗争にも及び、事態はとんでもない方向へ。

 

感想

ヤクザが自主制作映画を撮るという不思議な映画。内容はあまりシリアスではないけど、結構血まみれでグロいシーンが多い。

導入部分のナンセンスなギャグは俺にはあまり理解できなかった。でも段々先が気になる展開になってきて、中盤はそこそこ観れた。ヤクザが映画撮ることになった後、「他の組に殴り込みかける様子を撮れば迫力あるんじゃないか?」みたいな流れになったのはバカバカしくて面白かった。最初はついていけなかったギャグも、中盤からの小ネタは結構面白いと思えた。

後半からはかなりイカれた展開になっているので、受け付けない人は全く受け付けないかも。
かく言う私も、みんな死に始めてからは何がしたいかよくわからなかったので、いまいちだったかなぁ。ラストシーンも「?」って感じだったし。

良かった点は、二階堂ふみさんの演技にキャラがハマっていたこと。この人は気が強い役が似合う気がする。一緒にいた恋人のふりしてた男の人の気弱な演技もなかなか面白かった。ただ、映画監督役の役者さんの演技が少しわざとらしいというか暑苦しいというか。決して下手と言ってるわけではないけど、個人的に少し苦手な部類の演技だった。

ヤクザが映画取るってストーリーは斬新だったけど、最初と最後がちょっと残念な映画だなという感想。Huluの感想見ても、最初で観るのやめちゃったという人がいたし。お客さんを意識するというより、監督が自分の取りたい映画を撮ったって感じの映画なのかも。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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