【映画感想】キリング・ショット Catch.44 (2011)

投稿日:2016年2月24日
最終更新日:2021年3月20日

満足度: 4点/10点満点 ★★★★☆☆☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

麻薬の売人をしている女3人組。ボスのメルからシマを荒らしている奴を見つけろという命を受け、取引が行われるダイナーで待機する。簡単な仕事だったはずが、銃撃戦に発展してしまい、事態は予想外の展開に。

 

感想

おそらく多くの人が思っただろうが、パルプフィクションのオマージュかなと。私はパルプフィクション大好きなので、演出自体は嫌いではなかったが。

基本的にダイナーでの出来事が物語の中心になるが、もう少しストーリーに幅を持たせて欲しかった。一番最初のダイナーでの発砲シーンは「これから何が始まるんだ?」というワクワク感があった。その後は、そこにいたるまでの過程が描かれて、後半に緊迫感のある膠着シーンがあるんだけど、これが微妙。

膠着シーンの会話は正直退屈。もっと主張とか思想とかをぶつけるような内容なら見ごたえがあったが、撃て!撃つな!撃て!撃つな!の繰り返しだったので「もういいから撃てよ……。」と思ってしまった。途中でアメリカンジョークを言う部分もなんだか長くてあんまり締まらなかった。パルプフィクションの「ケチャップ」のシーンを意識したのだろうか。

色々と文句も言ったが、途中のカットインのセンスや映画の雰囲気は悪くない。最後のブルース・ウィリスの会話シーンは結構かっこよかったし。

この映画はインディペンデント映画(メジャースタジオの関与してない映画。基本的に低予算)で、脚本にほれ込んだブルース・ウィリスが出演を申し込んだらしい。監督さんもまだ若手のようなので、これからに期待。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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