【映画感想】ランボー3 怒りのアフガン Rambo III (1988)

投稿日:2015年11月15日
最終更新日:2021年3月20日

満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆

(※結末についてネタバレはありませんが、映画内のいくつかのシーンについて触れてます)

あらすじ

ランボーは戦いで傷ついた心を癒すため、タイのバンコクの仏教寺院にいた。そこへトラウトマン大佐が訪れ、アフガニスタンでの任務を依頼するが、ランボーは拒否。しかし、トラウトマンがソ連軍に捕らえられたと知ると、アフガンに向かうことを決意。ランボーは現地人のゲリラ部隊と協力してソ連軍の要塞に潜入するのだが……。

感想

制作者側は真面目にやっていると思うんだけど、私は色々なシーンで笑ってしまった。まずタイで暮らしているランボーが、金を稼ぐために地下格闘技で戦うシーンで映画がスタートする。
それはいいんだけど……。なぜか普通の殴り合いでなく、お互い二本ずつ棒を持って、それを振り回しながら戦う。棒がぶつかり合った時のカンカンという音が響き渡るシュールな戦闘シーンに「・・・何これ?」と思ったのが正直なところ。

とらわれた大佐がソ連兵にミサイルの場所を聞かれたときに言う「あんたのケツの中さ」というセリフはベタだけど、なんかアメリカ映画っぽくて好き。あと、ランボーが要塞に侵入するときに、敵の戦車の下にぶらさがって進入するが、外から丸見えだったのが印象的だった。トラウトマン大佐っていつも小奇麗で、前線とは遠いところから指示を出すイメージだが、今回はボロボロになりつつ銃を持って戦闘する大佐を観ることができる。ただ、ランボーに「どうする?おいどうするんだ!?」とめっちゃ質問してるのが何とも情けなかった……あんた上官だろ!

もうひとつ印象的だったシーンとして、爆発の衝撃でランボーの腹に木の枝が刺さるが、それを抜いて傷口を焼いて止血するために火薬をつめて火をつける。そのときに木の枝が貫通したランボーの傷口の両方から「ボンッ!」と火が吹き出るシーンがツボに入って爆笑した。今作はランボーシリーズでも一番シュールなシーンが多いような気がする。

ラストのシーンで、ソ連側の指揮官がヘリで突撃してくるが、ヘリを至近距離まで近づける理由がよくわからなかった。空から撃っとけばいいのに。まぁこの映画で細かいことを気にしたらキリが無いが。

映画の最後に「アフガンの戦士にささげる」と出てくるが、アフガンの戦士にこれを捧げてどうしろと。全体の感想としては、ところどころのシーンで現れるシュールさや、やりすぎ感は健在。しかし、舞台は違っても大体シリーズ通してやってることは同じなので、前作から連続で観ると少し飽きた。そういう意味で、前作よりも若干満足度は低め。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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