ダヴィンチ mini w+の組み立てが完了したのでソフトをインストール
前回はダヴィンチ mini w+を組み立てるところまで書いたので、今回はXYZmaker Suiteをインストールし、実際に印刷するところまでやってみる。
まずは以下のページからXYZmaker Suiteをダウンロードしてインストールする。XYZmaker Suiteはダヴィンチシリーズで使用するソフトウェア群をまとめて管理するソフトウェア。印刷やモデリング用のソフトはまた別にあるが、まずはこれをインストールする。
https://www.xyzprinting.com/ja-JP/software-series/DESIGN/xyzmaker-suite
インストールして開くと以下のような画面になる。今回はXYZmaker 3DKitとXYZprintを使う。なお、以下の画像はXYZmaker 3DKitとXYZprintをインストールした後のものなので「開く」と表示されているが、両方とも最初に個別にインストールする必要がある。また、使用前にXYZprintのアカウント作成を求められるので、アカウントを作成してログイン後、インストールする。
XYZmaker 3Dkitで適当なstlファイルを作成
まずは印刷するためのファイルを準備する。ネットからダウンロードしても良いが、今回はXYZmaker 3DKitに初めから入っているモデルを.stlファイルとして保存して印刷する。
XYZmaker 3DKitを開くと、右側にパッケージという項目があり、この中に最初からいくつかモデルが準備されている。
テスト印刷なので何でも良いのだが、今回は「パズル」というパッケージの中のワニのモデルをクリックして追加する（後から気づいたが、このモデルをデフォルトのまま印刷すると結構フィラメントの消費量が多かったので、テスト印刷するだけならもう少し小さいモデルにするか、縮小してから印刷するのが良いかも）。その後、左上のボタンをクリックして「エクスポート」を選択し、適当なファイル名を付けて.stlファイルを保存する。
XYZprintでフィラメントをロードして印刷してみる
次に、3Dプリンター本体とPCをUSBケーブルで接続した状態で、XYZprintを開く。すると勝手に3Dプリンターを認識してくれるはず。
このまま印刷に進んでも良いとは思うが、Amazonのレビューなどを見ると、まず最初にファームウェアをアップデートしておかないとトラブルが起こるケースがあるらしい。セットアップ画面から更新を選ぶことで、ファームウェアを更新することができる。私も最初にファームウェアは更新しておいた。
その後、先ほど保存した.stlファイルを以下のボタンから開く。※下の画像はすでに開いた状態
次にフィラメントをロードする。ちなみに、STLファイルを開く前にロードしておいても問題ない。ダッシュボードから「フィラメント」を開き「フィラメントをロードする」をクリックして、フィラメントのロードを行う。
するとフィラメントのロールが勝手に動いて、チューブの中を通ってエクストルーダーまで進んでいくので、フィラメントが溶けて出てきたら画面の指示に従って完了を押す。完了を押さないといつまでも出てきてしまうようなので注意。あと、フィラメントは垂れてもすぐ固まって捨てられるので、変な位置に垂れてきても焦らなくもOK。
問題なくフィラメントのロードが出来たら、印刷の画面から「準備」をクリック。
これで準備完了。あとは印刷をクリックして待つのみ。
以下が印刷中の様子。音はうるさくてたまらん！というほどでもないが、決して静かでもないので、印刷する時間や場所は少し気を付けた方が良いかも。
以下が印刷した後の様子。右側にある細長い縦のフィラメントは、印刷が最初に始まったときにプリンタがテストで出力するもの。
あと、印刷してから気づいたが、このように横に平べったい造形物はべったりと張り付いていて、かなり剥がしづらい。何とか付属のスクレーパーで剥がし、ところどころフィラメントが糸を引いている部分を綺麗にしたのが以下の写真。
単純な形の造形物だけど、初めて造形したので感動。これは面白い。
次回は、以前このブログでも紹介したMagicaVoxelを使って、簡単なフィギュアをモデリングして印刷してみたいと思う。
3Dプリンターで色々やってみる日記を書いてます
ダヴィンチ mini w+をつくって色々なものをつくってみて、その過程を日記として書き残してます。デザインしたボクセルキャラクターを印刷したり、Fusion 360でデザインした構造物を印刷してみたりしてるので、興味があればのぞいてみてください。
