【映画感想】有名SNSや動画サイトの夢の競演 – 「シュガー・ラッシュ:オンライン Ralph Breaks the Internet(2018)」

投稿日:2019年1月4日
最終更新日:2021年3月14日

満足度: 5点/10点満点 ★★★★★☆☆☆☆☆

あらすじ

ゲームセンターのゲームの中で暮らす、レーサーでプリンセスのヴァネロペと、心優しい悪役キャラクターのラルフは親友として楽しい日々を送っていた。そんなある日、ヴァネロペが暮らすゲームである「シュガー・ラッシュ」のハンドルが故障してしまい、ゲーム機は廃棄処分されてしまうことに。シュガー・ラッシュのハンドルをオンラインショッピングサイトで発見したヴァネロペとラルフは、Wi-Fiルータからインターネットの世界に飛び込む。巨大で刺激的なネットの世界に驚きつつも、ついにハンドルを見つけるのだが……。

 

感想

前作のシュガーラッシュが面白かったので、続編である本作も鑑賞した。前作はいろいろなレトロゲームのキャラクターが登場し、ぎりぎりファミコンもやったことがある世代の私は大いに楽しめた。本作はゲームキャラの露出は控えめだが、TwitterやYouTubeなど、誰もが知ってるSNSや動画サイトが登場するので、最近の若者でも十分に理解できて楽しめる内容になっている。

ただ、個人的にストーリーがあまり好みではなかった。色々な問題が発生して話が進展していくのだが、基本的にはすべてヴァネロペとラルフの自分勝手な行動が問題の原因になっている。自分たちだけの問題なら別に良いが、アーケードゲームの住人の住処を奪ったり、インターネット全体を機能不全に陥らせたり、相当な範囲で周りも巻き込んでいる。そのなかで、ヴァネロペとラルフの喧嘩や和解が感動的な演出で描かれても「いや、周りめっちゃ迷惑じゃん……。」と思ってしまい、いまいち感情移入できなかった。私がひねくれているんだろうなぁという自覚はある。笑

ただ、映像的にはとても綺麗だったし、世界観もつくりこまれていて感心した。有名SNSや動画サイトの特徴をうまく使った演出も多く、インターネットの世界をしっかりと映画に落とし込んでいるあたりも、制作スタッフの技量の高さを感じる。

ストーリーに関しては完全に好みの問題だと思うので評価は低めにさせてもらったが、細かいことは気にしないで思いっきりファンシーなネット世界の雰囲気を楽しみたい人には、おすすめしたい映画。また、よく見ると楽天などの日本企業のロゴなども出てくるし、今や大人気のあのYouTuberも声優として出演している。ぜひ探してみてほしい。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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