【映画の感想】ホワイト・ノイズ White Noise(2022) – 化学物質の流出事故により狂い始める歯車

投稿日:2023年1月31日
最終更新日:2023年1月31日

満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆

レビュー

※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています

ある事故から狂い始める家族の歯車

大学教授のジャックは愛する妻や子どもたちと暮らしていたが、ある日突然化学物質の流出事故に見舞われ、家族と逃走する。

ジャックは流出事故をきっかけに自身の命と向き合うことを迫られる中で、やがて家族の歯車も狂いだし、死や愛について向き合っていく…というお話。

Netflixで最近追加されたので鑑賞。劇場公開もされていたらしい。

 

コミカルな描写もあるが死をテーマにしたシリアスなストーリー

Netflixでの紹介動画がコミカルな雰囲気だったので観てみたら、内容的には死をテーマにしたなかなか重たくシリアスなストーリー。コミカルな描写もあるのだが、テーマが重いのでそんなに笑える感じではなかったかな。

セリフ回しなどは独特のセンスを感じて、どこかシュールな雰囲気がある。ストーリーは淡々と進んでいくが、化学物質の流出や妻の秘密など緊迫やドキドキ感もあり、単調さは感じなかった。

ラストはうまく(?)まとめて、死や家族についてメッセージをなげかけるような内容になっている。妻の秘密など観ていて精神的にキツい部分もあったし、少し説教臭さもあるので「楽しく観る」という感じの映画ではないが、強烈な描写が多くて印象には残る映画だった。


投稿者: wakky

映画と旅行が大好きなエンジニア。お酒、ゲーム、読書も好き。

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