満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
マット・デイモンが娘のためにフランスのマルセイユを奔走する
フランス留学中に殺人罪で収監された娘・アリソンに会いにきた父親のビルは、アリソンが出した手紙から真犯人の存在を知る。娘の無実を証明するために、真犯人捜しに奔走するビル。言葉が通じない異国での捜索は難航するが、フランス人女性のヴィルジニーと彼女の8歳の娘マヤに助けられ、真犯人に迫っていく…というお話。
Amazonで発見した映画。マット・デイモンは好きだし、面白そうだったので観てみた。
脂汗が出るタイプのドキドキするシーンが多い
観る前のイメージだと、マット・デイモンがボーン・アイデンティティーばりにマルセイユの街をかけめぐり、真犯人を突き止める…という感じかと思っていた。が、実際はアクションの要素はあまり無く、マット・デイモンが演じるダメな親父・ビルと娘のアリソンの確執や、パリで出会ったヴァルジニーとその娘・マヤとの関係など、人間ドラマ的な要素が強い。
一方でサスペンス的な描写も多いが、怖いというより嘘がバレそうになって「うわ、これはヤバいぞ…」といや~な汗がでるような感じでドキドキするシーンが多い。緊張感があって良いのだが、こういう描写が苦手な人はきついかも。
ラストは意外な結末
ストーリーはわりとシンプルなので結末も予定調和的に終わるかと思いきや、意外な結末だった。安直でなかった点は良かったんだけど、個人的には少しモヤモヤしたというか、なんだか救いの無い話だな~と思ってしまった。
私はアクション系の映画だと勘違いして観たのでちょっと好みとずれがあったが、人間ドラマとハラハラするようなサスペンスが好きな人は楽しめると思う。