満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
デスゲームのサイトにクソコメントを飛ばしていたら…
映画公開当初から気になっていたのだが、近くの映画館で上映しておらず結局観てなかった映画。最近Netflixで配信が始まったので鑑賞。
ゲーム会社のプログラマー・マイルズはネットに攻撃的なコメントを書き込むのが大好き。ある日、マイルズは「スキズム」という過激なデスゲームのサイトを見つけ、その内容を批判するコメントを書き込んでいた。
しかしそのコメントからデスゲームの主催者に居場所がばれ、拉致されたあげく両手に拳銃を固定する手術をされてデスゲームに参加させられてしまう…というお話。
あらすじからして既にメチャクチャだが、内容もなかなかにぶっ飛んでいて楽しく観ることができた。
奇抜な設定と妙なリアルさ。登場人物もイカれてる
ラドクリフ演じるマイルズが両手に拳銃を固定されてデスゲームに参加させられるのだが、拳銃を固定されているがゆえにトイレや運転、スマホをいじることも満足にできない不便さが妙にリアルに描かれてて笑える。
マイルズがデスゲームで対峙する女性・ニックスや、「スキズム」の元締めであるリクタ―なども完全にイカれてるキャラクターで強烈。とにかく全て強烈すぎる。
アクション、バイオレンス、ブラックジョークなどが散りばめられたダークなエンタメ映画という雰囲気。
細かいことは気にしたら負け!
冷静に考えたらツッコミどころしかないストーリーなのだが、設定からしてぶっ飛んでるし、細かいことを気にしだしたらキリがない。とにかくぶっ飛んだストーリーとバイオレンスを楽しむ映画だと思う。
好き嫌いはかなり分かれるだろうが、ラドクリフの怪演もなかなかのものなので、あらすじを読んで少しでも興味が湧いた人は一見の価値あり。ただしかなり下品なジョークもあるので、耐性が無い人は注意。