満足度: 6点/10点満点 ★★★★★★☆☆☆☆
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
レビュー
人気を博したホラーゲームを映画化した作品。私も原作のゲームは知っていて、面白かった記憶があるので(10年くらい昔だと思うのでおぼろげではあるが)映画館で鑑賞。
警備室から深夜のテーマパークを監視しつつ、不気味なアニマトロニクス(動物の形をした機械人形)と対峙するという内容はゲームを踏襲されているが、映画では失踪した主人公の弟の謎と絡めて、ミステリー風のストーリーになっている。
分類としてはホラー映画にはなると思うが、アニマトロ二クスたちの造形は不気味だけどどこかコミカルで、観ていてそこまで恐怖感は無い。ただ、ビックリさせるようなシーンはあるので、ある程度心して観る必要はあり。一方でスプラッターなシーンはあまり無いので、グロい描写が苦手な人でも問題なく観ることはできると思う。
個人的にはゲームの雰囲気を踏襲したB級パニックホラーの方なようなものかと思っていたのだが、実際には妹の親権を争ったり、失踪した弟のトラウマと戦いながら謎に迫っていく内容で、なかなかシリアスなストーリーだった。
これは好みの問題だが、あまり色々な要素を詰め込むよりも気軽にサクッと観れるホラーの方がゲームの雰囲気に合うかな~とは思った。ただ、深夜のテーマパークの不気味さはしっかり出ているし、独特の世界観はあるので、好きな人にはハマる映画だと思う。