満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
妖艶な女性作家の周りで起こる怪事件
サンフランシスコのある夜、元ロックスターでナイトクラブ経営者でもある男性が全裸の死体で発見された。男性は両手を縛られ、体中をアイスピックで刺されていた。
市警察の刑事ニックは被害者と昨夜行動をともにしていたという恋人のキャサリン・トラメルを容疑者として捜査を始める。美しいキャサリンはミステリ作家としても活動している。捜査により彼女の周りで数々の怪事件が浮かび上がってくるが、ニックはキャサリンの妖艶な魅力に翻弄され…というお話。
キャサリン演じるシャロン・ストーンは彫刻のような美しさで、彼女の出世作になった作品。
家族で見たら気まずくなること間違いなし!
冒頭から家族で見たら気まずくなること間違いなしのセクシーシーンで始まる。さすがR指定。そこから一気にバイオレンスなシーンに突入するなど、色々な意味で刺激的な作品。
あきらかに怪しいのに尻尾がつかめないキャサリンの振る舞いに、ヤキモキしながらも先が気になるストーリー。シャロン・ストーン演じるキャサリンの妖艶な演技ももちろん見所だけど、キャサリンにかき乱され、触れられたくない過去までほじくりだされて変わっていくマイケル・ダグラス演じるニックの悲壮感もなかなかのもの。
映画の名前は有名なので前から知ってて、今回観るまで私のなかでは「エロい映画」というイメージだったのだが(笑)、サスペンス部分とエロティック&スプラッタな表現がうまくマッチしていて、感情が揺さぶられる刺激的な世界観になっているのかなと思う。
ラストは無難な感じではあるが
ラストはそこまで衝撃的という感じでもないが、それなりにぞっとする終わり方ではあるのでまぁ無難という印象。
内容的にはR指定なのでそこそこ過激な性的表現が多いし、血もドバドバ出る映画なので苦手な人は要注意。ただ、サスペンスとして普通に面白いし、有名な作品なので他の映画でパロディされることも多いため、一度は観ておいて損はないかなと思う。