満足度: 7点/10点満点 ★★★★★★★☆☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
21のブリッジを閉鎖しろ!マンハッタンを舞台に展開される大捕物
コカインを盗んだ強盗2人が警官隊と銃撃戦になり、犯人は警官を殺害してマンハッタンへ逃亡する。ニューヨーク市警の刑事アンドレは、麻薬取締班のフランキーと組み、マンハッタンにかかる21の橋の封鎖を決行。2人の犯人を追い詰めるが…というお話。
劇場で公開中に観にいきたいと思いつつ、タイミングを逃して観に行けなかった映画。今回Netflixて見つけたので鑑賞したが、なかなかスケールが大きい骨太のサスペンスで、楽しく観ることができた。
正統派だが主人公の過去や独善的な正義感がスパイスに
麻薬を盗み出した警官殺しの凶悪犯を捕まえるために、犯人が逃げ込んだマンハッタンのかかる21の橋を封鎖するという、踊る大捜査線をハリウッドスケールにしたような映画(?)
前半から激しい銃撃戦が続いて迫力があるのだが、事件の裏で麻薬を巡る陰謀が蠢き、後半からストーリーが大きく動く。基本的には悪を追い詰める正統派のサスペンスではあるが、主人公の暗い過去や、過去からくる独善的ともいえる正義感のおかげでストーリーが単純になり過ぎず、話に深みを与えているようにも感じた。
後半もう少し時間を使ってほしかったかも
後半のストーリー展開はワクワクしたのだが、96分という映画の長さのせいか、展開が急で少しアッサリ終わりすぎた感じがあった。私は90分くらいの映画は好きなのだが、この映画に関しては後半の展開をもう少ししっかり描いて2時間位で観たかったかも。
とはいえ、アクションは派手だしスリルもあり、エンタメ作品としてしっかり楽しめる。ストーリー展開はスケールが大きいがわかりやすいので、特に難しく頭を使うこともない。迫力あるサスペンス映画をサクッと観たい時にはちょうど良い映画だと思う。