満足度: 8点/10点満点 ★★★★★★★★☆☆
レビュー
※結末についてハッキリとしたネタバレはありませんが、映画の展開やシーンについて触れています
アフガニスタンを馬でかける米兵たち
世界が震撼した、タリバンによる2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ。すぐさま反撃に出たアメリカは、12人の精鋭たちに秘密裏にテロ集団の拠点に送り込み、反タリバンの地元勢力との共闘を命じる…というお話。
こちらは実話をもとにしたストーリーで、秘密の作戦だったためしばらく表には出なかったが、公表されたのちに映画化された。たった12人で最前線に乗り込み、馬に乗って敵地に攻撃をしかけたというのはなかなかすごい話ですな…。
反タリバンの地元勢力との共闘もみどころ
メインは12人の米兵なのだが、ドスタム将軍率いる地元の反タリバン勢力との共闘もみどころの一つになっている。最初はいざこざも多くあったが、激しい戦いを通じて信頼を深めていくという人間ドラマも描かれる。とはいっても「友情、努力、勝利!」という少年ジャンプ的なわかりやすい展開ではあるので、あまり深みは無いが。
ただ、複数の反タリバン勢力がいがみ合っている複雑な状況下でのストーリー展開は先が気になり、飽きることなく最後まで観ることができた。
アメリカ愛国映画的な側面もあるがアクションとしても面白い
内容や映画の節々にアメリカへの愛国心的な描写があるので、アメリカ人が「U・S・A!U・S・A!」と言いながら観る感じの映画なのかなとは思うが(完全に偏見です)、ど派手な爆撃や、敵の拠点に突撃しての戦闘などアクション的な要素も迫力があるので純粋にエンターテインメント映画として楽しめる。
あまり深い内容やメッセージが込められている映画えはないが、ど派手な戦争映画が好きな人にはオススメ。