日曜日の東京駅付近。奥さんと食事する場所を探していて見つけたのが「ビヤホールライオン銀座七丁目店」。なんと1934年(昭和9年)から、ほぼ変わらないまま、この地で美味しいビールを提供し続けているらしい。これは行くしかない! ということで行ってみたら、思った以上に素敵な空間だったのでレポートしたいと思う。
銀座にどっしりと構えたビヤホールの存在感
さすがに日曜日でも夜となると、比較的空いている様子の銀座。そんななか、銀座のメインストリートでドッシリとした存在感を放っているビヤホールライオンを発見。ちなみに、すぐ近くにビヤホールライオン銀座五丁目店もあって間違いやすいので注意(別にそっち行っても良いんだけどさ)。
中に入ると、半分くらいの席は空いていた。280席あるらしいので、よほど混んでる時間でなければ入れそうな気がする。室内は天井が高く、解放感に溢れている。
壁際の席に案内され、メニューを見る。ビールは大体600円~800円、食べ物はばらつきがあるが、800円~1500円程度のものが多い。とりあえず私は琥珀ヱビスを、奥さんはスタンダードなサッポロ生ビール黒ラベルを頼み、いくつか食事も注文。また、壁にはガラスモザイクで描かれた壁画が敷き詰められていて美しい。
料理の提供の速さとビールの美味しさに驚く
特筆すべきは、その提供の速さ。ビールはもちろんのこと、注文したニシンのマリネとチーズの盛り合わせも3分もしないうちに到着。これだけ多く席があると、このくらいの提供スピードじゃないと回せないからかな。
ビヤホールライオンではビールの注ぎ方にもこだわっており、一回で注ぎで滑らかな泡をつくっているとのこと。琥珀ヱビスはまろやかな香ばしさを感じるお気に入りのビール。泡がととても滑らかで、他の店で飲んだ時よりも美味しく感じた。
チーズの盛り合わせはスタンダードな味だが、ニシンのマリネはお寿司のヒカリモノのような味で面白い。ビールと一緒に食べるとやや臭みを感じないでもないが、このくらいなら気にならないレベルかな。
追加で頼んだフィッシュアンドチップスはボリューム満点。魚の身はホクホク柔らかく、ポテトは太いタイプで食べ応えがある。この他にもピザやピクルス、牛すじ煮込みを頼んだが、どれもビールとの相性が良くて大満足。
ホスピタリティが高く一人飲みでも
ホールでは、きちっとした制服を着たスタッフの方々がせわしくなく動き回っている。ホスピタリティが高く、ビールが空いていたらホールのスタッフがお代わりが必要か聞いてくれる。また、ホールの写真を撮ってたら「写真取りましょうか?」と聞いてくれた。
席が多いので一人でふらっと入っても満席ということは少なそうだし、店内は広いので一人で飲んでいてもあまり目立たないと思う。かなり賑やかなので、色々と考え事をするには向かないかもしれないが、壁際の席であれば比較的静かなので、席を案内されるときに希望してみても良さそう。
アクセスも良いし雰囲気も良く、また来たいと思えるお店だった。銀座に来たときには、歴史を感じるビアホールで美味しいビールを味わってみて欲しい。